バフェット太郎です。

ミシガン大学が発表した10月の消費者信頼感指数(速報値)は予想92.0に対して、結果96.0と予想を上回りました。また、前月の93.2から2.8ポイント上昇しました。

ただし、全体的なトレンドは下降傾向にあるため、指数の回復が持続的なものなおか、あるいはそうでないのかを見極めていく必要があります。

【米ミシガン大学消費者信頼感指数】
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そもそも消費者信頼感指数とは、人々が景気の先行き見通しに対してどのように感じているのかについて意識調査の結果をまとめたもので、景気の先行指標として注目されています。

指数が上昇していれば、人々が景気の先行きに対して楽観的になっていることを意味し、指数が下落していれば景気の先行きに対して悲観的になっていることを意味します。

そのため10月の数字は予想を上回ったものの、19年5月の100.0をピークに下落していることを考えれば、人々が将来に悲観的になりつつあることを示唆しています。
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ちなみに、過去二回のリセッション(景気後退)を振り返ると、指数がピークをつけてからおよそ11~14カ月後にリセッション入りしていました。そのため、19年5月を起点とすれば、2020年4月~9月にかけて米経済はリセッション入りすると予想されます。

ただし、リセッションなどの景気判断は全米経済研究所が事後的に報告するものなので、実際にリセッション入りするタイミングとぼくたちがリセッション入りの時期を認識するまでの間にかなりのタイムラグがあります。

たとえば、全米経済研究所が米経済が2007年12月にリセッション入りしたと公表したのは、2008年11月のことでした。また、2008年1月には、ベン・バーナンキFRB議長(当時)が「今のところ、リセッションはないと見ている」と発言したことから、市場参加者の大半がリセッション入りしていないと見ていました。

そのため、仮に2020年4月~9月にかけてリセッション入りしたとしても、市場参加者の大半は「強気相場はまだ続くだろう」と見ている可能性があるということです。

いずれにせよ、タイミングを正確に計ることはできないので、短期的な株価の変動に振り回されるのではなく、バフェット太郎10種を運用するように一貫した投資を続けた方が賢明です。

グッドラック。

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