バフェット太郎です。

2015年12月末~2019年9月末までのバフェット太郎10種とS&P500ETF(IVV)の配当再投資を含めたトータルリターンは以下の通りでした。

【バフェット太郎10種とS&P500(IVV)のトータルリターン】
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バフェット太郎10種:+51.2%
S&P500ETF(IVV):+57.0%

S&P500ETFのトータルリターンが+57.0%に対して、バフェット太郎10種のそれは+51.2%と市場平均を5.8%ポイント下回りました。

【9月の騰落率】
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9月の騰落率はS&P500種指数が+1.7%だったのに対して、バフェット太郎10種は+1.9%と0.2%ポイント上回りました。

IBMが先月の急落から持ち直したほか、アルトリアとの合併交渉白紙を受けてフィリップ・モリスが大きく反発したことが寄与しました。

【バフェット太郎10種】
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現在、組み入れ比率最低銘柄はアルトリアの8.6%で、次いでエクソン・モービルが8.8%と続いています。そのため、10月の買い増し銘柄はアルトリアかエクソン・モービルになりそうです。

さて、バフェット太郎10種は市場平均を5.8%ポイント下回っていますが、今後、さらに差が開いてしまう公算が大きいです。なぜなら、先日FRB(米連邦準備制度理事会)が月間600億ドル規模のTビル(米財務省短期証券)の購入に踏み切ることを発表したことで、強気相場が続く可能性が高まってたためです。

【S&P500種指数とFRBのバランスシートの推移】
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(出所:Zero Hedge

金融危機以降の10年間を振り返ると、2008年にFRBが大規模なTビルの購入に踏み切りバランスシートを拡大させたことで、S&P500種指数は大きく上昇しました。一方で、2012年にバランスシートを少し縮小すると、株式市場も調整局面を迎えるなどギクシャクする相場となりました。

このように、過去10年を振り返るとFRBのバランシートとS&P500種指数に相関関係が見られることから、10月中旬からFRBがTビルの購入に踏み切ることを考えれば、米国株は今後さらに上昇する公算が大きいです。

ただし、バフェット太郎10種がどれも地味で退屈な銘柄ばかりなので強気相場との相性は悪く、市場平均のパフォーマンスと比べて見劣りしやすいです。そのため、バフェット太郎のような連続増配高配当株に投資している個人投資家らは、忍耐力や覚悟が試される相場になるとも言えます。

グッドラック。

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