バフェット太郎です。

16日のNYダウ株式市場は前日比+222.57ドル(+1.39%)高の1万6196.41ドルで取引を終えました。主な要因は最近の弱気相場で値ごろ感が出ていた資本財株や金融株、一般消費財株が買われたことによるものです。

ボーイング(BA)+3.65%高、キャタピラー(CAT)+3.26%高、ウェルズ・ファーゴ(WFC)+1.97%高、ゼネラル・モーターズ(GM)+3.14%高、ナイキ(NKE)2.43%高でした。
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チャートはフリーポートマクモラン(FCX)の長期チャートです。先日、2000年につけた底値水準まで落ちたところで反発しています。またはFCXが無配を発表した時です。過去の経験則に従えば、無配が買いのサインであることがわかると思います。

FCXの株価は勢いを取り戻し、前日比+15.19%と急騰しました。

FCXは世界最大級の鉱山資源会社で、米国、アフリカ、インドネシアにおいて、銅、金、モリブデン、コバルト、石油、ガスなどの採掘・精錬を行っています。インドネシアの銅・金鉱山から上がる莫大なキャッシュフローを武器に、2006年に銅生産最大手のフェルプレスドッジを買収し、資源メジャーの一角となりました。

資源会社として規模が大きいことから、バリュー株投資家のなかにはFCXをポートフォリオに組入れる人がいますが、ぼくはあまりお勧めしません。ぼくがそう考える理由は業績のブレが大きくディフェンシブ銘柄の真逆をいく銘柄だからです。

バリュー株投資の王道はディフェンシブ銘柄を中心に組入れます。ディフェンシブ銘柄とはプロクター&ギャンブル(PG)やジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)などの生活必需品株やヘルスケア株などで、業績が安定しているのが特徴です。

FCXが金を採掘することからディフェンシブだと誤解される場合もありますが、基本的には資源価格に大きく影響を受けるビジネスであることから、業績は不安定で景気循環株であると言えます。

そのため、長期保有するのではなく、タイミングで投資していかなければなりません。そう考えると、いまは売られすぎの水準で買いサインが出ていることから、グロース株投資家やモメンタム株投資家がこれからターンアラウンドを狙って投資するのは面白いと思います。
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