バフェット太郎です。

総合ヘルスケア大手のジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)が第3四半期決算を発表しました。内容は良かったです。

EPSは予想2.00ドルに対して、結果2.12ドルと予想を上回りました。

売上高は予想201億ドルに対して、結果207億7300万ドルと予想を上回りました。

19年通期のEPS見通しは旧ガイダンス8.53~8.63ドルに対して、新ガイダンス8.62~8.67ドルと上方修正されました。

19年通期の売上高見通しは旧ガイダンス808億~816億ドルに対して、新ガイダンス818億~823億ドルと上方修正されました。

売上高と為替の影響を除いた(対前年比)は以下の通りでした。

【地域別売上高(対前年比)】
2
米国事業の売上高は107億9100万ドルと、前年同期比+1.2%の増収でした。

海外事業の売上高は99億3800万ドルと、前年同期比+5.4%の増収でした。

全世界の売上高は207億2900万ドルと、前年同期比+3.2%の増収でした。

【部門別売上高構成比】
1
ジョンソン・エンド・ジョンソンの部門別売上高構成比を眺めると、全体のおよそ半分を医薬品部門が占めていることがわかります。そのため、医薬品部門、医療機器部門、消費者部門の順で重要度が高いと言えます。

【部門別売上高】
3
消費者部門の売上高は34億6900万ドルと、前年同期比+3.3%の増収でした。

医薬品部門の売上高は108億7700万ドルと、前年同期比+6.4%の増収でした。

医療機器部門の売上高は63億8300万ドルと、前年同期比-2.0%の減収でした。

【消費者部門】
4
「ベビーケア」の売上高は4億1700万ドルと、前年同期比-9.8%の減収でした。

「ビューティー」の売上高は11億5100万ドルと、前年同期比+8.1%の増収でした。

「OTC(一般医薬品)」の売上高は10億9800万ドルと、前年同期比+6.5%の増収でした。
【医薬品部門】
5
「免疫薬」の売上高は37億1100万ドルと、前年同期比+10.3%の増収でした。これは主に「ステラーラ」の売上高が+30.9%と好調だったことが寄与したためです。

「神経症」の売上高は15億9500万ドルと、前年同期比+8.2%の増収でした。

「腫瘍薬」の売上高は27億6100万ドルと、前年同期比+8.8%の増収でした。これは主に「ダラザレックス」の売上高が+56.6%、「イムブルビカ」は+33.5%と好調だったことが寄与したためです。

【医療機器部門】
6
「整形外科」の売上高は21億3800万ドルと、前年同期比2.3%の増収でした。

「外科手術」の売上高は23億1100万ドルと、前年同期比-1.2%の減収でした。

「視覚」の売上高は11億9300万ドルと、前年同期比+6.1%の増収でした。

【ジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ):週足】
7
さて、チャートを眺めると、ジョンソン・エンド・ジョンソンの株価は145ドルをレジスタンス(上値抵抗線)に低迷が続いています。これは訴訟問題が懸念されていることが要因です。

しかし、主力の医薬品部門が大幅な増収を達成したほか、ガイダンスが上方修正されるなど、足元の業績は好調ですから、投資家は過度に心配する必要はありません。

株主は訴訟問題などネガティブなニュースで株価が低迷している時こそ、配当を再投資したり積立投資するなどして株数を増やし、次の強気相場に備えることが賢明です。

グッドラック。

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