バフェット太郎です。

米金融大手三社を皮切りに、第3四半期の決算発表が本格化しています。

【JPモルガン・チェース(JPM)】

EPSは予想2.45ドルに対して、結果2.68ドルと予想を上回りました。

売上高は予想284億6000万ドルに対して、結果300億6000万ドルと予想を上回りました。

コンシューマーバンキング部門の収入は前年同期比+7%の142億6000万ドルでした。

法人・投資銀行部門の収入は前年同期比+6%の93億4000万ドルでした。

ROE(自己資本利益率)は15%と、前年同期の14%から1%ポイント改善しました。
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予想を上回る決算発表を好感して、株価は前日比+3.01%高の119.96ドルと大きく上昇し、過去最高値を更新しました。

【ゴールドマン・サックス(GS)】

EPSは予想4.86ドルに対して、結果4.79ドルと予想を下回りました。

売上高は予想83億4000万ドルに対して、結果83億2000万ドルと予想を下回りました。

純利益は18億8000万ドルと、前年同期比-26%の減益に沈みました。

ROEは9.0%と前年同期の13.1%から4.1%ポイント低下しました。

業績が振るわなかった主な要因は、ハイテク株の不振を受けて配車サービス大手のウーバー・テクノロジーズの株式評価損を計上したためです。

投資活動による収入はおよそ四割減少しており、これは三年余ぶりの大幅減です。
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予想を下回る悪い決算発表だったものの、200日移動平均線がサポートラインとなり、株価は底堅いです。 <
【シティ・グループ(C)】


EPSは予想1.95ドルに対して、結果2.07ドルと予想を上回りました。

売上高は予想185億2000万ドルに対して、結果185億7000万ドルと予想を上回りました。

個人向け銀行事業の収入は前年同期比+0.1%の86億6000万ドルでした。

法人向け銀行事業の収入は前年同期比+3%の95億1000万ドルでした。

ROEは10.4%と、前年同期の9.6%から0.8%ポイント改善しました。

ROTCE(有形自己資本利益率)は12.2%でした。かねてから目標としていたROTCE12%を達成しました。
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予想を上回る決算発表を好感して、株価は前日比+1.40%高と大きく上昇しています。目先のターゲットは7月の高値72.54ドルで、このレジスタンス(上値抵抗線)を突破できるかどうかが注目されます。

また、金融大手三社以外にも、医療保険最大手のユナイテッドヘルス・グループ(UNH)や総合ヘルスケア大手のジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)が予想を上回る四半期決算を発表して相場全体を押し上げました。
 
【ダウ平均:週足】
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さて、ダウ平均のチャートを眺めると、上値が2万7400ドルで抑えられている一方、下値が切り上がる「強気の三角保ち合い」を形成していることがわかります。これは次第に値幅が狭まっていき、最終的に上に大きくブレイクアウトする予兆として知られています。

つまり、米株式市場は好調な四半期決算を追い風に株高が期待できるため、投資家は強気の姿勢を堅持してください。

グッドラック。

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