バフェット太郎です。

これまで米景気拡大を支えてきた個人消費に陰りが見え始めています。

【米小売売上高(対前年比)】
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商務省が発表した9月の小売売上高(前月比)は予想+0.3%に対して、結果-0.3%と予想を下回りました。小売売上高が対前月比でマイナスに落ち込むのは19年2月以来7カ月ぶりのことです。

【米小売売上高(内訳)対前年比】
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小売売上高が落ち込んだ主な要因は小売売上高全体の二割を占める「自動車・部品」が-0.9%と大きく落ち込んだためです。

【自動車・部品(対前月比)】
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世界経済の成長鈍化と米中貿易戦争の激化が懸念される中、「自動車・部品」販売の低迷が止まりません。

そもそも、個人消費は米GDP(国内総生産)のおよそ7割を占めているため、米経済の先行き見通しを占う上で個人消費の動向を把握しておくことは非常に重要なことです。

小売売上高が増加していれば個人消費が全体的に好調であり、景気拡大が示唆される一方、反対に減少していれば個人消費が落ち込んでおり、景気後退が近いことが示唆されます。

【小売売上高(対前年比)】
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また、小売売上高には6年周期があり、およそ6年に一度ピークをつける傾向があります。たとえば、過去26年を振り返ると、それぞれ94年、00年、06年、11年、18年にピークをつけました。

このサイクルに従えば、これから二~三年に渡って米小売売上高は減速し続けることが予想されます。
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ちなみに、過去二回のリセッションを振り返ると、米小売売上高がピークをつけてからおよそ一~二年後にリセッション入りしていました。そのため、18年7月を起点とした場合、2020年6月頃までにリセッション入りする公算が大きいです。

グッドラック。

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