バフェット太郎です。

IT関連サービス大手のIBMが第3四半期決算を発表しました。内容は悪かったです。

EPSは予想2.67ドルに対して、結果2.68ドルと予想を上回りました。

売上高は予想182億3000万ドルに対して、結果180億3000万ドルと予想を下回りました。

2019年の通期EPSは旧ガイダンス12.80ドルを堅持しました。

【部門別売上高シェア】
1
IBMは主に三つの事業で成り立っていて、「クラウド&コグニティブ・ソフトウェア(29%)」「グローバル・ビジネス・サービス(23%)」「グローバル・テクノロジー・サービス(37%)」の三大部門が売上高全体のおよそ9割を占めています。

【部門別売上高成長率】
3
部門別売上高成長率は以下の通りでした。

今年買収が完了したレッドハットを含む「クラウド&コグニティブ・ソフトウェア」の売上高は52億8000万ドルと、前年同期比+6.4%の増収でした。セキュリティやIoT(モノのインターネット)、AI(人工知能)、クラウドプラットフォームなどが好調だったほか、レッドハット事業が寄与しました。

ちなみに、レッドハットの売上高成長率は+19%でした。

「グローバル・ビジネス・サービス」の売上高は41億1700万ドルと、前年同期比+1.0%の増収でした。

「グローバル・テクノロジー・サービス」の売上高は67億ドルと、前年同期比-5.6%の減収でした。売上高全体の37%を占める同部門が大幅な減収となったことが全体に響きました。

【四半期別売上高成長率】
5
第3四半期の売上高成長率は-3.9%と、5四半期連続の減収となりました。

【部門別粗利益シェア】
2
「クラウド&コグニティブ・ソフトウェア」は売上高全体の30%に満たないシェアですが、粗利益では46%と全体のおよそ半分を占めています。

【粗利益成長率】
4
「クラウド&コグニティブ・ソフトウェア」の粗利益は39億1200万ドルと、前年同期比+3.6%の増益でした。

「グローバル・ビジネス・サービス」の粗利益は12億8000万ドルと、前年同期比+4.7%の増益でした。

「グローバル・テクノロジー・サービス」の粗利益23億9900万ドルと、前年同期比-8.7%の減益でした。

【部門別粗利益率と粗利益率成長率(pp)】
6
「クラウド&コグニティブ・ソフトウェア」の粗利益率は74.1%と、前年同期比-2.0%ポイント低下しました。

「グローバル・ビジネス・サービス」の粗利益率は31.1%と、前年同期比+1.1%ポイント上昇しました。

「グローバル・テクノロジー・サービス」の粗利益率は35.8%と、前年同期比-1.2%ポイント低下しました。

【IBM(日足)】
7
予想を下回る決算発表を嫌気して株価は前日比-6.04%安と急落しています。また、200日移動平均線を下回ったことから、さらなる下落が予想されます。

グッドラック。

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