バフェット太郎です。

中国経済が悲鳴を上げています。

中国国家統計局が発表した中国GDP(国内総生産)対前年比は予想6.1%に対して、結果6.0%と予想を下回り、1992年以降最低記録を更新しました。

【中国GDP(国内総生産)対前年比】
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米中貿易戦争激化に伴う輸出の低迷や、投資の伸び悩みが響きました。

【中国固定資産投資(対前年比)】
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事実、当局が発表した固定資産投資は5.4%と低迷が続いています。

そもそも固定資産投資とは、工場の設備投資やマンション建設などへの投資を指すわけですが、1ー9月は不動産投資が堅調だったものの、大規模減税による地方財政の悪化でインフラ投資が伸び悩みました。

また、地方政府はインフラ整備資金を調達するための今年の起債枠を使い果たしてしまっているため、投資の勢いが回復する見通しはありません。

さらに、貿易戦争が収まる兆しが見えていないことから、中国経済の低迷はしばらく続く公算が大きいです。トランプ大統領は来年の大統領選挙を意識して、「部分的な合意」を模索しているものの、大統領選挙までのパフォーマンスに過ぎず、米中通商協議で妥協することはないと思います。

そのため、11月にチリで開かれるAPEC(アジア太平洋経済協力会議)の首脳会議で部分的な合意に至ったとしても、実質的には何も決まらない中身のない合意になると思います。

【iシェアーズMSCI・中国株ETF(MCHI)】
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中国株ETFは三角保ち合いを形成していることがわかります。これは上下の幅が次第に縮まっていき、最終的にはどちらか一方に大きく動く予兆として知られています。

中国経済が減速していること、その根源的な問題となっている米中貿易戦争に収束の兆しが見えないことを考えれば、下に大きくブレイクアウトしてしまう可能性の方が高く、”Xデー”は近いです。

グッドラック。

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