バフェット太郎です

日用品世界最大手のプロクター&ギャンブル(PG)が第1四半期決算を発表しました。内容は良かったです。

EPSは予想1.24ドルに対して、結果1.37ドルと予想を上回りました。

売上高は予想174億5000万ドルに対して、結果178億ドルと予想を上回りました。

2020年の通期EPS見通しは旧ガイダンス+4~9%に対して、新ガイダンス+5~10%と上方修正されました。

2020年の通期売上高見通しは旧ガイダンス+3~4%に対して、新ガイダンス+3~5%と上方修正されました。

【部門別売上高・価格・販売数量(対前年比)】
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「化粧品」の実質売上高(買収・売却や為替相場などの影響を除いた売上高)は前年同期比+10%の増収と好調でした。これは主にスーパープレミアムブランドの「SK=Ⅱ」やヘアケア製品が好調だったためです。

「カミソリ」の実質売上高は同+1%の増収とほぼ横ばいでした。これは価格が1%値上がりした一方で販売数量が1%落ち込んだためです。

「ヘルスケア」の実質売上高は同+9%の増収と好調でした。これは主に高品質の歯磨き粉と革新的な歯ブラシの販売が好調だったほか、独メルクから買収した大衆薬の販売も好調でした。

「洗剤&日用品」の実質売上高は同+8%の増収と好調でした。これは主にジェルボール洗剤など革新的な製品の販売数量が増加したことが寄与しました。

「ベビー・女性&介護用品」の実質売上高は同+5%の増収と好調でした。これは主にプレミアム製品を投入した結果、値上げと販売数量の増加に成功したためです。

「全体」の実質売上高は同+7%の増収、価格は+2%、販売数量+4%と好調でした。全部門で好調だったことが要因です。

【部門別営業利益構成比】
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部門別営業利益構成比を眺めると、プロクター&ギャンブルの主力事業は「洗剤&日用品(30%)」で、次いで「ベビー・女性&介護用品(25%)」「化粧品(24%)」と続いており、この三大部門だけで営業利益のおよそ四分の三を占めていることがわかります。

【部門別営業利益率】
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「化粧品」の営業利益率は30.7%と、前年同期の28.8%から1.9%ポイント上昇しました。

「カミソリ」の営業利益率は27.8%と、前年同期の26.7%から1.1%ポイント上昇しました。

「ヘルスケア」の営業利益率は24.3%と、前年同期の23.8%から0.5%ポイント上昇しました。

「洗剤&日用品」の営業利益率は22.9%と、前年同期の20.8%から1.1%ポイント上昇しました。

「ベビー・女性&介護用品」の営業利益率は24.8%と、前年同期の20.5%から4.3%ポイント上昇しました。

「全体」の営業利益率は24.4%と、前年同期の23.6%から0.8%ポイント上昇しました。

【プロクター&ギャンブル(PG)】
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好調な四半期決算とガイダンスの上方修正を好感して、株価は前日比+3.79%高と急騰し、強気のトレンドチャネルを維持しました。

プロクター&ギャンブルはかねてから値上がり益が見込めない退屈なディフェンシブ銘柄として長期間低迷していましたが、2019年の株価騰落率は+38.2%と、S&P500種指数の+20.2%を大きくアウトパフォームしています。

今後も好調な業績を背景に株高が持続する公算が大きいことから、投資家は利食いせずにホールドで大丈夫です。

グッドラック。

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