バフェット太郎です。

今夜(日本時間31日午前3時)、FRB(米連邦準備制度理事会)はFOMC(連邦公開市場委員会)で利下げの有無を決定し、さらに今後の見通しについてアナウンスします。
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CMEフェドウォッチによれば、市場が予想する利下げ確率は98.3%と、利下げがほぼ確実視されている一方で、一年後(20年11月5日)のFOMCでの予想FFレートは1.50-1.75%が39.1%、1.25-1.50%が39.6%であることから、今回を最後に利下げは打ち止めとなるだろうと見られています。

ただし、世界経済の成長鈍化と米中貿易戦争の激化が引き続きリスクとなる中で、利下げ打ち止めのシグナルを明確に出してしまえば市場が動揺し、利下げの恩恵を台無しにするような株価急落に見舞われかねません。

そのため、投資家らは今回のFOMCでパウエルFRB議長が「経済指標次第で利下げの用意がある」と前置きしたうえで、「しばらく利下げは停止する」とメッセージを発信してくれることに期待しています。

【政策金利とS&P500種指数:1994-2003末】
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さて、FRBが予想通り今年三度目の利下げを決定し、その後利下げを停止すれば、株式市場はどう動くことが予想されるでしょうか。結論から言えば株高がさらに加速することが予想されます。

過去を振り返ると、1995年にFRBが三度の利下げを実施した後、1996年から1998年までの二年間利下げを停止したのですが、その間、S&P500種指数は600ポイントから1200ポイントへと大暴騰したのです。これは景気拡大期の中での金融緩和が米経済の追い風となったためです。

つまり、今回も同じように株高が一段と加速することが予想されます。

【S&P500種指数:週足】
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S&P500種指数の週足チャートを眺めると、上値がい抑えられている一方で下値が切り上がっていることが確認できます。これは強気の三角保ち合いを意味し、レジスタンス(上値抵抗線)を上に大きく突破する兆候として知られているので株高が期待できます。

そのため、投資家らは”利下げの打ち止め”を悲観的に考える必要は一切なく、買い持ちすることで引き続き強気相場の恩恵を享受してください。

グッドラック。

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