バフェット太郎です。

米労働省が10月の米雇用統計を発表しました。内容は良かったです。

【非農業部門雇用者数(単位:千人)】
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非農業部門雇用者数は予想8万9000人増に対して、結果12万8000人増と予想を上回りました。これで雇用者数は109カ月(9年一カ月)連続で増加し、過去最長記録を更新しました。

【米失業率:1988-2019】
1
失業率は予想3.6%に対して、結果3.6%と予想に一致しました。前月の3.5%からは0.1%ポイント上昇しました。

9月の雇用者数は18万0000人増と、速報値の13万6000人増から4万4000人上方修正されました。

8月の雇用者数は21万9000人増と、速報値の16万8000人増から5万1000人上方修正されました。

労働参加率は予想63.2%に対して、結果63.3%と予想を上回りました。

やむなくパートタイム職に就いている人や職探しを諦めた人も含む広義の失業率は7.0%と、前月の6.9%から悪化しました。 

【平均時給(前年同月比)】
2
平均時給(前年比)は予想+3.0%に対して、結果+3.0%と予想を上回りました。

平均時給(前月比)は予想+0.3%に対して、結果+0.2%と予想を下回りました。

【商品生産セクター(単位:千人)】
3
セクター別雇用者数を眺めると、「製造業」が3万6000人減と2009年以降最大のマイナスを記録しました。ただし、これを悲観する必要はありません。

【自動車・部品(単位:千人)】
4
なぜなら、製造業が大きく落ち込んだ原因は、「自動車・部品」の雇用者数は4万1600人減と大きく落ち込んだためで、これは、米自動車大手ゼネラル・モーターズの従業員4万6000人が40日間に渡る長期のストライキを起こしたからです。つまり、ストライキがなければ製造業は増加していた可能性が高いということです。

ちなみに、このストライキは10月25日に終結したので、11月の製造業は大幅に改善することが見込まれています。

【S&P500種指数:日足】
6
予想を上回る堅調な雇用統計が好感されて、S&P500種指数は過去最高値を更新して推移しています。

これまでS&P500種指数は3025ポイントをレジスタンス(上値抵抗線)に二度調整入りしましたが、その後上にブレイクアウトし新波動入りしました。この場合、株式市場は青天井となるため、投資家はホールドが正解です。

ここから先は連日「寝て起きたらお金が増えてる」、そんな局面になります。

グッドラック。

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