バフェット太郎です。

ISM(米供給管理協会)が発表した10月のISM非製造業購買担当者指数は予想53.5に対して、結果54.7と予想を上回りました。

【ISM非製造業購買担当者指数(内訳)】
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「事業活動」は57.0と、前月の55.2から1.8ポイント上昇しました。

「新規受注」は55.6と、前月の53.7から1.9ポイント上昇しました。

「雇用」は53.7と、前月の50.4から3.3ポイント上昇しました。

「在庫」は50.5と、前月の53.0から2.5ポイント低下しました。

「価格」は56.6と、前月の60.0から3.4ポイント低下しました。

「事業活動」「新規受注」「雇用」が上昇したことで、リセッション(景気後退)への懸念が和らぎました。

【ISM非製造業購買担当者指数】
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ただし、ISM非製造業購買担当者指数は18年9月の61.6をピークに下落トレンドが続いており、徐々に景気拡大と縮小の分かれ目である50に接近しています。

そもそも、ISM非製造業購買担当者指数とはサービス業の購買担当者から見た景況感を表しているわけですが、米民間経済のおよそ7割をサービス業が占めていることから、この指数の注目度は非常に高いです。

また、ISM非製造業景況指数を見る上での注意点として、トレンド(方向性)ではなく位置を重視しなければならないということが挙げられます。つまり、トレンドの改善・悪化に関わらず、50を上回っていれば景気拡大を示唆し、50を下回っていれば景気が縮小していることを意味します。

そのため、現在、ISM非製造業景況指数が下落トレンドで50に接近しているものの、依然として50を上回る位置にあることから、景気が拡大していることを示唆しています。事実、2004年から2007年末にかけて指数は一貫して下落傾向にあったものの、ダウ平均は1万ドルから1万4000ドルと大きく上昇しました。

つまり、依然として強気相場が続く公算が大きいことを考えれば、利食い売りに走るのではなく、買い持ちが正解であるということです。

グッドラック。

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