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バフェット太郎です。

資産運用において、十分な現金を保有しておくことは、優良株に投資することと同じくらい重要なことです。事実、著名投資家ウォーレン・バフェット氏率いる投資会社バークシャー・ハザウェイの現金比率は30%を超えています。

なぜ、バフェットが現金を蓄えているのかと言えば、リセッション(景気後退)局面において割安に放置された優良株を買うための資金とするためです。かくいうバフェット太郎も将来のリセッションに備えて現金を蓄えており、弱気相場でも愚直に積立投資できるように備えています。

しかし、現金を必要以上に保有することで「機会損失のリスク」も発生します。

【アセットアロケーション(資産配分)】
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そもそも、現金は株式などのリスク資産に投資ことで新たなお金(利息)を生み出してくれます。つまり、株式はお金がお金を生むマネーマシンとなるわけです。しかし、現金をいくら銀行に預けても利息はつきませんし、将来的には口座維持手数料として少しずつ減ってしまうことが予想されます。これは利息を生まない停止状態のマネーマシンに対して固定資産税だけがかかるようなものです。

このように、現金は「機会損失」と「口座維持手数料」という二つのデメリットにより、投資家にとってリスクとなり得るのです。

そこで、現金の置き場所として「債券」や「金(ゴールド)」などの安全資産が挙げられます。しかし、個人向け国債はほとんど利息を生みませんし、米短期債は為替リスクが発生します。さらに、金は相場変動の影響を受けるなど、現金の逃避先として必ずしもその役割を果たしてくれるわけではありません。

そのため、バフェット太郎はかねてから「債券」や「金」に代わる現金の置き場所を探していたのですが、最近、クラウドファンディングがそれになり得るのでは?と考え、「Funds(ファンズ) 」や「クラウドバンク 」のファンドに投資することを決めました。

しかし、ここにも問題がありました。それは個人投資家の数に対して投資ファンドがあまりにも少なすぎて投資することができないのです。これはクラウドファンディングのポテンシャルに個人投資家が気づき始めているからなのかもしれません。

そもそもクラウドファンディングとは(クラウド=群衆)と(ファンディング=資金調達)を組み合わせた造語で、多額の資金を必要とする投資先でも、個人投資家が少額ずつ資金を出し合うことで投資を可能にすることを指します。

さて、以前紹介した「Funds(ファンズ) 」と「クラウドバンク 」にはそれぞれ特色があり、たとえば「Funds(ファンズ) 」は上場企業に対して貸し付けするファンドを組成しており、期待利回りは概ね1.5~3.0%で運用期間は4~12カ月です。

また、「クラウドバンク 」は太陽光発電ファンドを主力とし、期待利回りは概ね6~7%で運用期間は4~7カ月と比較的短期です。

そして、今回紹介するのが不動産クラウドファンドの「CREAL(クリアル) 」で、期待利回りは概ね3.0~4.5%で、運用期間は4~12カ月です。主力ファンドは区分マンションですが、一棟マンションやビジネスホテル、リゾートホテル、保育園など投資対象は豊富で少額分散投資するのに最適です。
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ファンドの一例として「ホテル・アマネク・浅草吾妻橋スカイ」があります。募集金額8億8000万円、想定利回り4.2%、想定運用期間24カ月で、現在運用中となっています。
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仕組みを説明すると、➀投資家がお金を出し合い、➁そのお金をCREAL(クリアル)が実際の不動産を購入・運用します。(※この際、CREAL(クリアル)も自ら募集金額の10~20%程度を投資します。)③そして、不動産から得られる賃料、そして売却することで得られる売却益を、④投資家に配当として分配します。
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仮に、③のCREAL(クリアル)が不動産を売却した際、売値が買い値を下回った場合、売却損をCREAL(クリアル)が負担する仕組みになっているので、投資家のリスクが軽減されます。(※ただし、CREAL(クリアル)の出資額以上に売値が買い値を下回った場合、投資家は損をする可能性があります。)
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グラフのように「CREAL(クリアル)」を含むクラウドファンディングは、株式よりリターンが小さく、債券よりもリスクが大きいことからバカにされることも少なくありません。

しかし、言い方を変えればクラウドファンディングは国債よりもリターンが大きく株式よりもリスクが低いわけですから、ミドルリスクミドルリターンを求めている投資家にとって魅力的な投資対象だと言えます。

かくいうバフェット太郎も預貯金や国債の代わりとなる「現金の置き場所」としてクラウドファンディングに一部資金を回そうと考えています。ただし、クラウドファンディングへの投資は「少額分散投資」が基本ですから、特定の投資ファンドに集中投資するのは気を付けなければなりません。

また、クラウドファンディングは途中解約できないというデメリットがありますが、投資タイミングをずらせば定期的に償還を迎えるよう工夫することができるので、投資ファンドだけでなく投資タイミングも分散させていこうと思います。

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それにしても、クラウドファンディングは「上場企業に資金を貸し付ける」だけでなく、「太陽光発電」や「一棟マンション」「ホテル」など、多額の資金が必要な投資先でも不特定多数の個人投資家と協力し合って投資するのは普通におもしろい。

グッドラック。

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