バフェット太郎です。

米労働省が11月雇用統計を発表しました。内容は良かったです。

【非農業部門雇用者数(単位:千人)】
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非農業部門雇用者数は予想18万6000人増に対して、結果26万6000人増と予想を上回りました。これで雇用者数は110カ月(9年二カ月)連続で増加し、過去最長記録を更新しました。

10月の雇用者数は15万6000人増と、速報値の12万8000人増から2万8000人上方修正されました。

9月の雇用者数は19万3000人増と、速報値の18万人増から1万3000人上方修正されました。

【米失業率:1988-2019】
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失業率は予想3.6%に対して、結果3.5%と予想より良かったです。前月の3.6%から0.1%ポイント低下し、50年ぶりの低水準を記録しました。

やむなくパートタイム職に就いている人や職探しを諦めた人も含む広義の失業率は6.9%と、前月の7.0%から0.1%ポイント低下しました。

【平均時給(前年同月比)】
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平均時給(前年比)は予想+3.0%に対して、結果+3.1%と予想を上回りました。

平均時給(前月比)は予想+0.3%に対して、結果+0.2%と予想を下回りました。

【ダウ平均:日足】
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予想を上回る好調な雇用統計が好感されて、ダウ平均は前日比+0.98%高と大きく上昇しています。

【金先物価格:日足】
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一方、安全資産とされる金の先物価格は同-1.12%安の1466.55ドルと急落しています。金のチャートを眺めると弱気のトレンドチャネルを形成していることから200日移動平均線の1405ドル水準を目指して下落する可能性が高まっています。

【ビットコイン(週足)】
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また、次世代の安全資産になり得るデジタル・ゴールドのビットコインは-0.01%安の7406ドルで推移しています。ビットコインも金同様に弱気のトレンドチャネルを形成していることから下落する公算が大きいです。
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しかし、米国株の強気相場はFRBによる月600億ドル規模のTビル(短期証券)購入で支えられているだけです。FRBは9月以降、流動性供給のために大量の短期債購入に動いているわけですが、このQE4(量的緩和第4弾)が第2四半期(4-6月期)に終了が予定されていることを考えると、強気相場も夏から秋にかけて終焉すると考えられます。

従って、バフェット太郎は安全資産とされる金やビットコインが本格的に上昇を始めるのは来年の夏以降だと考えています。とはいえ、大底を形成するのはもう少し早い段階で訪れるため、まだポートフォリオに安全資産を組み入れていない投資家は、少しずつポートフォリオに金やビットコインを組み入れた方が賢明です。目安としては金とビットコインの両方合わせた割合は5%までで良いです。

これは、いずれも市場規模が小さいため、量的緩和でジャブジャブに溢れた投資マネーが少し流入するだけで金とビットコインは大暴騰してしまうことが予想されるためです。言い方を変えれば、金やビットコインはわずかな資金でリスクヘッジができるということです。

ちなみに、バフェット太郎はサイトの使いやすさと安全性の観点からマネックス・グループ傘下で日本最大のビットコイン取引所「コインチェック」を利用しています。コインチェックは大手資本が入ったことで徹底したセキュリティ体制が構築されるなど、信頼できる取引所だと思います。

多くの投資家が長期的な資産形成を目的に米国株をメインで運用することは正しいです。しかし、せっかく投資の勉強をしているのなら、景気サイクルに備えて資産の一部を少しだけ金やビットコインなどに振り分け、リスクヘッジをしておくことは賢明だと思います。

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グッドラック。

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