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バフェット太郎です。
ビットコインのニュースレターを提供するRhythmによれば、ビットコインを一年以上「バイ＆ホールド」しているアドレス数は1158万と、急速に増加しているとのこと。（ちなみに、このアドレスの中には秘密鍵の紛失により永眠状態にあるアドレスが200万～300万あるとされ、これはビットコイン全体の12～18％に相当するそうです。）

【ビットコイン：週足】
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昨年末のビットコイン価格は3200ドルと一昨年末の1万9800ドルから大暴落していましたが、今年、一時1万3800ドルまで回復する場面があるなど、再びビットコインに投資資金が流入しています。

これは世界経済の成長鈍化と米中貿易戦争激化を背景に、金（ゴールド）同様、安全資産である『デジタル・ゴールド』としてのビットコインに価値があると考えられているためです。事実、今年一年間のダウ平均とビットコイン価格は逆相関の関係にあり、ビットコインが米国株のヘッジとしての役割を果たしています。

ただし、9月以降になるとFRB（米連邦準備制度理事会）がQE4（量的緩和第4弾）に動いたことで、投資家はリスク資産である米国株を選好し、反対にビットコインを敬遠したことで株高ビットコイン安の流れとなりました。

とはいえ、このQE4は2020年第2四半期（4-6月期）に終了することが予定されているため、金融緩和でジャブジャブに溢れた投資マネーが市場規模の小さなビットコイン市場に流入すれば大暴騰しかねません。

また、ビットコインを「バイ＆ホールド」状態で保有しているアドレスが1158万もあるということは、多くの投資家が短期的な値上がり益に興味を示さず、永久保有しておきたいと考えていることを意味します。つまり、これは市場が流動性を失うことで価格が急騰しかねないリスクが高まっていることを示唆していると言えます。

反対に、流動性のリスクは大暴落する可能性があることも意味します。しかし、ビットコインのマイニングコストが5000～7000ドルであることを考えると、それ以下にはなかなか下がりにくく、現在の水準は下支えされやすいと言えます。

ビットコインは実物資産ではありませんし実用的でもないことから、ビットコインの価値はゼロに等しいと考えている人もいるかもしれませんが、ビットコインが市場で7500ドルとおよそ80万円以上もの値段で取引されていることをを直視するべきです。言い方を変えれば、ビットコインの価値がゼロだと信じている人は、ビットコインの採掘コストや市場原理、そして現実に目を背けているだけです。

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このバブルチャートは昨年9月時点の各種市場規模を表しています。たとえば、株式市場の規模は67兆5000億ドル、金市場は7兆8000億ドルであることから、株式市場から1割の資金が金市場に流入するだけで金価格はおよそ2倍とダブルバガーを達成できてしまうのです。

ちなみに、ビットコインの市場規模はわずか1120億ドルしかないため、株式市場にあるたった1％の資金がビットコイン市場に流入するだけでおよそ8倍と大暴騰してしまいます。

このように、一年以上取引されていないアドレスが急増するなど、将来の流動性リスクが高まっていることに加えて、2020年第2四半期にQE4が終了し、株式市場のリスクが高まることを考えると、2020年の下半期以降、ビットコイン価格が急騰する可能性が高いと言えます。

しかし、ビットコインを大底でタイミング良く買い付けることは不可能なので、ポートフォリオの2～3％までと決めて、少しずつ買い増した方が賢明です。（2～3％で良しとするのは、ビットコインは大きな値上がり益が期待できるため、少額で米国株のリスクヘッジができるためです。）

ちなみに、バフェット太郎はサイトの使いやすさと安全性の観点からマネックス・グループ傘下で日本最大のビットコイン取引所「コインチェック」を利用しています。コインチェックは大手資本が入ったことで徹底したセキュリティ体制が構築されるなど、信頼できる取引所だと思います。

多くの投資家が長期的な資産形成を目的に米国株をメインで運用することは正しいです。しかし、せっかく投資の勉強をしているのなら、景気サイクルに備えて資産の一部を少しだけ金やビットコインなどに振り分け、リスクヘッジをしておくことは賢明だと思います。

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グッドラック。

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