バフェット太郎です
2015年12月末~2019年11月末までのバフェット太郎10種とS&P500ETF(IVV)の配当再投資を含めたトータルリターンは以下の通りでした。
【バフェット太郎10種とS&P500ETF(IVV)のトータルリターン】
バフェット太郎10種:+53.2%
S&P500ETF(IVV):+66.2%
S&P500ETFのトータルリターンが+66.2%だったのに対して、バフェット太郎10種のそれは+53.2%と、市場平均を13.0%ポイント下回りました。
【11月の騰落率】
11月の騰落率はS&P500種指数が+3.4%だったのに対して、バフェット太郎10種は+1.4%に留まりました。これまで比較的好調だったコカ・コーラやプロクター&ギャンブル、マクドナルドの三銘柄が値下がりしたことが響きました。
【バフェット太郎10種】
バフェット太郎10種の組み入れ比率最大銘柄は日用品世界最大手のプロクター&ギャンブル(PG)の12.5%で、次いで小売り世界最大手のウォルマート(WMT)が10.4%と続きます。一方で、組み入れ比率最低銘柄は石油メジャー米最大手のエクソン・モービル(XOM)の9.1%です。
さて、バフェット太郎10種のトータルリターンはS&P500種指数のそれを13.0%ポイント下回っていますが、今後、この差は一層拡大する可能性があります。
なぜなら、米異国株式市場はFRB(米連邦準備制度理事会)による量的緩和政策に支えられて強気相場が続く公算が大きく、とりわけグロース株が値上がりすることが考えられるためです。そのため、ディフェンシブ銘柄ばかり保有しているバフェット太郎は市場平均に後れを取りやすいというわけです。
しかし、長期的に見ればバフェット太郎10種は市場平均を上回ることが期待できます。
(出所:楽天証券トウシル)
楽天証券の「トウシル」によれば、25年以上連続で増配してきた企業で構成されている配当貴族指数のトータルリターンはS&P500種指数を大きく上回っています。
なぜ、配当貴族指数が市場平均を大きく上回っているのかと言えば、弱気相場の中で配当を再投資することで、より多くの株数を買い増すことができるため、次の強気相場で資産を大きく増やすことができるからです。
一方で、S&P500種指数構成銘柄の中には弱気相場で減配する企業も少なくありません。これでは、せっかく割安な価格で株を買えるのにも関わらず十分な量の株を買い増すことができないので、次の強気相場で株高の恩恵を十分に享受することができないのです。
とはいえ、上のグラフのように、配当貴族指数がS&P500種指数を常にアウトパフォームするわけではないので、大きすぎる期待は禁物です。どういうことかと言うと、上のグラフはドットコムバブル崩壊直前の2000年を起点としているため、配当貴族指数により有利なチャートになっているということです。
当時、ハイテク株を中心としたグロース株が大暴騰していた一方、バリュー株が出遅れていたため、2000年を起点にしてしまうと、配当貴族指数に採用されているバリュー銘柄のパフォーマンスが著しく良く見えてしまうのです。
そのため、配当貴族指数とS&P500種指数のパフォーマンスは10~15年で見ればそれほど大差ありません。言い方を変えれば、配当貴族指数への投資が報われるのは15年以上かかるということです。この15年の中に弱気相場が一~二度入ることがキモになるわけです。
従って、バフェット太郎10種は15年以上の長期で運用しなければ成果が見えにくいため、忍耐強さが必要だと言えます。
グッドラック。
大変励みになります。今日も応援のポチお願いします
2015年12月末~2019年11月末までのバフェット太郎10種とS&P500ETF(IVV)の配当再投資を含めたトータルリターンは以下の通りでした。
【バフェット太郎10種とS&P500ETF(IVV)のトータルリターン】
バフェット太郎10種:+53.2%
S&P500ETF(IVV):+66.2%
S&P500ETFのトータルリターンが+66.2%だったのに対して、バフェット太郎10種のそれは+53.2%と、市場平均を13.0%ポイント下回りました。
【11月の騰落率】
11月の騰落率はS&P500種指数が+3.4%だったのに対して、バフェット太郎10種は+1.4%に留まりました。これまで比較的好調だったコカ・コーラやプロクター&ギャンブル、マクドナルドの三銘柄が値下がりしたことが響きました。
【バフェット太郎10種】
バフェット太郎10種の組み入れ比率最大銘柄は日用品世界最大手のプロクター&ギャンブル(PG)の12.5%で、次いで小売り世界最大手のウォルマート(WMT)が10.4%と続きます。一方で、組み入れ比率最低銘柄は石油メジャー米最大手のエクソン・モービル(XOM)の9.1%です。
さて、バフェット太郎10種のトータルリターンはS&P500種指数のそれを13.0%ポイント下回っていますが、今後、この差は一層拡大する可能性があります。
なぜなら、米異国株式市場はFRB(米連邦準備制度理事会)による量的緩和政策に支えられて強気相場が続く公算が大きく、とりわけグロース株が値上がりすることが考えられるためです。そのため、ディフェンシブ銘柄ばかり保有しているバフェット太郎は市場平均に後れを取りやすいというわけです。
しかし、長期的に見ればバフェット太郎10種は市場平均を上回ることが期待できます。
(出所:楽天証券トウシル)
楽天証券の「トウシル」によれば、25年以上連続で増配してきた企業で構成されている配当貴族指数のトータルリターンはS&P500種指数を大きく上回っています。
なぜ、配当貴族指数が市場平均を大きく上回っているのかと言えば、弱気相場の中で配当を再投資することで、より多くの株数を買い増すことができるため、次の強気相場で資産を大きく増やすことができるからです。
一方で、S&P500種指数構成銘柄の中には弱気相場で減配する企業も少なくありません。これでは、せっかく割安な価格で株を買えるのにも関わらず十分な量の株を買い増すことができないので、次の強気相場で株高の恩恵を十分に享受することができないのです。
とはいえ、上のグラフのように、配当貴族指数がS&P500種指数を常にアウトパフォームするわけではないので、大きすぎる期待は禁物です。どういうことかと言うと、上のグラフはドットコムバブル崩壊直前の2000年を起点としているため、配当貴族指数により有利なチャートになっているということです。
当時、ハイテク株を中心としたグロース株が大暴騰していた一方、バリュー株が出遅れていたため、2000年を起点にしてしまうと、配当貴族指数に採用されているバリュー銘柄のパフォーマンスが著しく良く見えてしまうのです。
そのため、配当貴族指数とS&P500種指数のパフォーマンスは10~15年で見ればそれほど大差ありません。言い方を変えれば、配当貴族指数への投資が報われるのは15年以上かかるということです。この15年の中に弱気相場が一~二度入ることがキモになるわけです。
従って、バフェット太郎10種は15年以上の長期で運用しなければ成果が見えにくいため、忍耐強さが必要だと言えます。
グッドラック。
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