
バフェット太郎です。
米ミドルベリー国際大学院のジェフリー・ルイス氏の分析によれば、北朝鮮が長距離ミサイル発射装置のアームを立ち上げを収容できる場所に仮説構造物が設置されたとのこと。
北朝鮮の金正恩氏は今月初め、「クリスマスプレゼント」と称してICBM(大陸間弾道ミサイル)の発射実験をすると米国を脅しており、北朝鮮がミサイルの発射実験を実施するのではとの懸念が高まりました。
【金先物価格:日足】

地政学的リスクの高まりを背景に、金先物価格は前日比+16.10ドル(+1.08%)高の1504.80ドルと大きく上昇しました。また、50日移動平均線から反発したほか、三角保ち合いを上にブレイクアウトしたことから、過去四カ月に渡って続いていた調整局面から脱しつつあります。
【金先物価格(週足)】

金先物価格の週足チャートを眺めると、上昇フラッグを形成していることがわかります。そのため、今後金先物価格は急騰する公算が大きいです。
【ヴァンエック・ベクトル・金鉱株ETF(GDX):日足】

ヴァンエック・ベクトル・金鉱株ETF(GDX)も金同様50日移動平均線に反発して大きく上昇しました。目先のターゲットは9月の高値30.74ドルです。
【ヴァンエック・ベクトル・金鉱株ETF(GDX):週足】

GDXの長期チャートを眺めると、2013年以降、上値が30ドル水準で抑えられている一方、下値が切り上がっていることがわかります。これは強気の三角保ち合いを意味し、30ドルのレジスタンス(上値抵抗線)を上にブレイクアウトすれば、一段と上昇する可能性が高まります。
レジスタンスを上抜けすれば、2011年の高値63.03ドルがターゲットになります。ただし、金融危機以降FRB(米連邦準備制度理事会)による金融緩和により、マーケットに投資マネーがジャブジャブに溢れていることを考えれば、63ドルのレジスタンスをあっさりブレイクアウトし、さらに高騰する可能性も決して低くありません。
米国株式市場は史上最高値圏で推移しており、暴落やリセッション(景気後退)が差し迫っているような雰囲気は感じ取れません。しかし、金市場からは冬の訪れを感じさせる冷たい風が吹いています。
グッドラック。

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