バフェット太郎です。

米国株式市場が史上最高値を更新する中、IT関連サービス大手のIBM(IBM)の株式を一株135.23ドルで40株、5409.20ドル(約50万円)分買い増しました。IBMを買い増すのは一年二カ月ぶりです。

【取引履歴】
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バフェット太郎の運用ルールは、「毎月最後の金曜日に『組み入れ比率最低銘柄』を5000ドル(約50万円分)買い増す」というもので、リバランス(配分調整)と配当再投資を兼ねた積立投資をしています。こうすることで、不人気優良株を機械的に買い増し、将来のリターンを最大化する狙いがあります。

【IBM(週足):2015年末~2019年末】
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今月の買い増し銘柄はIBMでした。

予想PERは10.6倍、配当利回り4.75%と割安感があります。

IBMの株価が割安に放置されている主な理由は、過去5四半期のうち4四半期で売上高が予想を下回るなどだらしない決算が続いたためです。しかし、株価は三角保ち合いを形成し、どちらか一方に大きくブレイクアウトする兆候を示し始めています。

さて、IBM基礎研究所は最近、海水から抽出する新しいバッテリー素材を発見したと発表しました。これまでのバッテリー素材はニッケルやコバルトなどの重金属を含んでおり、環境的、人道的問題があるとして批判されていたことから関心が高まっています。

また、新しいバッテリーの材料は低コストで調達できることに加えて、高速充電が可能、さらに電池の寿命も長いので、リチウムイオン電池の代替製品として、電気自動車だけでなくスマートグリッドやエネルギーインフラでの採用が見込まれるそうです。

ただし、その新素材が一体何なのかについては明らかにされておらず、不透明な部分が多いことから株価の材料としては乏しいです。

【IBMのキャッシュフロー推移】
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IBMのキャッシュフロー推移を眺めると、本業の儲けを表す営業キャッシュフローとフリーキャッシュフローが緩やかに減少しており、歯止めが掛かっていません。

【一株当たりのフリーキャッシュフロー】
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ただし、一株当たりのフリーキャッシュフローの推移を眺めると、2017年に底打ちの兆しを見せていることがわかります。これは、自社株買いにより一株当たりの価値を高めているためです。

IBM株に対して多くの投資家が悲観的に見ているものの、一株当たりで見た業績は依然として堅調であり、今後は買収したレッドハットが成長の牽引役となることが期待されているため、過度に悲観的になる必要はないと思います。

グッドラック。




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