バフェット太郎です。

米国の個人投資家向け情報サイト「モトリーフール」のスペシャルレポートに「リセッション(景気後退)に強いインフラ銘柄・食品銘柄7選 」との記事。

景気に業績が左右されず、安定したキャッシュフローと配当が期待できる株はバフェット太郎の「好み」であり、そうした銘柄には目がありません。事実、バフェット太郎10種はどれもリセッションに強く、安定したキャッシュフローと配当をもたらしてくれます。

たとえば、バフェット太郎が今年受け取った配当は税引き前で2万2000ドル(約240万円)と、毎月20万円(※税引き後、現地課税還付後は約180万円)の配当を得ています。いわゆる不労所得と言えるもので、働かなくても勝手にお金が入ってくるのです。これはグロース株にない魅力のひとつです。

通常、グロース株は稼いだ利益を事業に再投資し、利益を最大化することで株価を上げ、株主に報いています。

【アマゾン・ドットコム(AMZN)】
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たとえば、アマゾン・ドットコム(AMZN)は年々投資支出が拡大している一方、本業の儲けを表す営業キャッシュフローも拡大させており、莫大なフリーキャッシュフローの創出に成功しています。

【アマゾン・ドットコム(AMZN):週足】
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これまでの投資が奏功し、業績の拡大に伴い株価も大きく上昇しました。そのため、アマゾン株を長期で保有していた投資家は大きなリターンを得ることができたのです。しかし、実際にそれができた投資家はほとんどいません。

なぜ、優良株をただ買い持ちしているだけでお金持ちになれるのに、多くの投資家はそれをしなかったのでしょうか。結論から言えば、誰もアマゾンがクラウドサービスで莫大な利益を上げることなど想像していなかったからです。

10年前、アマゾンはまだ利益率の低いネット通販会社としか見られていない一方、PERが高かったため割高なグロース株とみなされていました。そのため、ボラティリティ(変動率)も大きくなりやすかったことから、誰も買い持ちなんてできなかったのです。

つまり、アマゾン株のボラティリティは個人投資家のリスク許容度をはるかに超えていたので、「一握りの優良株を忍耐強く持ち続ける」という投資戦略は荒唐無稽な机上の空論だったのです。

しかし、ディフェンシブ銘柄への投資はこれを実現させることができます。

【プロクター&ギャンブル(PG)】
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プロクター&ギャンブル(PG)のキャッシュフロー推移を眺めると、営業CF、投資支出、フリーCFのすべてが一定の水準で横ばいで推移していることがわかります。

これは、プロクター&ギャンブルがこれ以上事業に再投資する必要がないためです。

【プロクター&ギャンブル(PG)】
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プロクター&ギャンブルは稼いだ利益のほとんどを株主に配当として還元するため、株価の上昇率はアマゾンなどのグロース株ほど高くはありません。しかし、株主は配当を再投資し続けることで資産を最大化できるほか、毎年安定した配当が期待できるため、忍耐強く持ち続けることが可能です。

また、株価が暴落した場合、無配グロース株であれば株価が回復するまでどれくらいの時間を要するのかがわからず、不安になってしまうのでたまらず売りたくなる衝動に駆られるわけですが、プロクター&ギャンブルのようなディフェンシブ株の場合、安定した配当が期待できるので、株価の回復を気長に待つことができます。つまり、「一握りの優良株を忍耐強く持ち続ける」ということが簡単にできるのです。

リセッション(景気後退)に強いインフラ銘柄・食品銘柄7選 」を含め、米国株には弱気相場や暴落局面でも忍耐強く持ち続けることができる優良株がゴロゴロあるので、自分で企業分析をし、楽しみながら資産形成をすることができます。

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グッドラック。




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