バフェット太郎です。

米国の個人投資家向け投資情報サイト「モトリーフール」のスペシャルレポートに『2020年にむけて注目したい米国配当株・REIT6選 』との記事。

そもそも、長期投資の研究によれば、配当株は無配株に比べてパフォーマンスが良い傾向にあります。事実、ジェレミー・シーゲル著『株式投資 第四版』によれば、1957年~2006年にかけて、配当利回りが最も高いグループの年率利回りが14.2%だったのに対して、配当利回りが最も低いグループのそれは9.63%に留まりました。

そのため、長期的な資産形成を考えた場合、多くの投資家は無配株に投資するよりも高配当株に投資した方が賢明です。

さて、モトリーフールの厳選の6銘柄にバフェット太郎が保有するコカ・コーラ(KO)とエクソン・モービル(XOM)が紹介されていました。

【コカ・コーラ(KO):業績推移】
1
コカ・コーラの業績推移を眺めると、売上高が減少している一方、営業利益率が上昇していることがわかります。これは、ボトリング事業の再フランチャイズ化に伴い減収となっている一方、「ミニボトル」や「ゼロシュガー」「エナジードリンク」「コーヒー」「スムージー」など、利益率の高い新製品を相次いで投入し、いずれも販売が好調であることが営業利益率を押し上げているためです。

【コカ・コーラ(KO):キャッシュフロー推移】
2
本業の儲けを表す営業キャッシュフローは底打ちし反転しています。

また、営業キャッシュフローが安定して黒字である一方、投資支出が少ないため、毎年莫大なフリーキャッシュフローを創出しており、配当を通じて株主に積極的に還元しています。そのため、株主は配当を再投資し株数を増やすことで着実に資産を増やすことができます。

PER30.4倍、配当利回り2.9%と、割安感はありません。しかし、利益率の高い新製品を武器に業績の拡大が期待できることを考えれば、過度に心配する必要はありません。

【コカ・コーラ(KO):週足】
5
コカ・コーラの株価は強気のトレンドチャネルを形成しており、チャネルラインに接近しつつあることがわかります。しかし、上値余地が限られていることを考えれば、短期的に見ればトレンドラインをターゲットに調整する公算が大きいです。

【エクソン・モービル(XOM):業績推移】
3
エクソン・モービルの業績は原油価格に左右されやすいため、2014年の原油価格暴落を受けて業績が悪化しました。ただし、最近は原油価格の回復に伴い、業績も改善傾向にあります。

【エクソン・モービル(XOM):キャッシュフロー推移】
4
エクソン・モービルのキャッシュフロー推移を眺めると、原油価格が暴落したにも関わらず営業キャッシュフローの黒字を確保したほか、フリーキャッシュフローも黒字を維持しました。

これは、同社のビジネスモデルが垂直統合型であり、原油安に強い下流部門(精製・販売)と化学部門の業績が堅調だったためです。

PER20.5倍、配当利回り5.0%となっています。PERはやや割高な印象がありますが、これは原油安に伴いEPSが悪化しているためなので過度に気にする必要はありません。配当利回りが5.0%と高配当であるため、株価はむしろ割安であること言えます。

【エクソン・モービル(XOM):週足】
6
エクソン・モービルの週足チャートを眺めると、三角保ち合いを形成しており、上下どちらかに大きく放たれる公算が大きいです。上にブレイクアウトすればレジスタンス(上値抵抗線)の82ドル水準をターゲットに、下にブレイクアウトすればサポートライン(下値支持線)の61ドルをターゲットに動くと考えられます。

その他にはも、モトリーフールのスペシャルレポート『2020年にむけて注目したい米国配当株・REIT6選』には配当株とREITの4銘柄が掲載されているので、ポートフォリオの参考にしてみてください。

グッドラック。




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