バフェット太郎です。

2019年の最後の取引となった12月31日のNYダウ株式市場は前日比+76.30ドル(+0.27%)高の2万8538.44ドルと上昇して取引を終えました。

米国の主要三指数の年間の上昇率はダウ平均+22.3%、S&P500種指数+28.8%、ナスダック総合指数+35.2%と、ダウ平均は2017年以降最高、S&P500種指数とナスダック総合指数に至っては2013年以降最高でした。

【ダウ平均の年間騰落率(TOP11)】
3
ダウ平均の年間騰落率+22.3%は過去50年で11番目に良い成績でした。

【ダウ平均の年間騰落率(1970-2019)】
2
過去50年の年間騰落率の平均は+8.6%です。

ただし、年間騰落率が±2%(すなわち+6.6%~10.6%)だった年はわずか2回と、4%の確率でしか起こり得ません。

過去50年でダウ平均が上昇した年は37回と、74%の確率で上昇しています。

過去50年で年間騰落率が10%を超えた年は25回と、50%の確率(2年に一度のペース)で二桁の上昇率を記録しています。

過去50年で下落した年は13回と、26%の確率(4年に一度のペース)で下落しています。

ただし、年間下落率が10%を超えた年は5回と、10%の確率(10年に一度のペース)で大きな調整局面を迎えています。

このように、「米国株は年平均8%のリターンが期待できる」なんて言われていますが、実際に平均的な利回りで終える年は滅多になく、多くの場合(2年に一度のペース)で二桁の上昇率を記録します。

また、投資家らは株式市場の暴落を心配していますが、年間の下落率が10%を超える年は10年に一度の出来事でしかないので過度に心配になる必要はありません。

従って、投資家らは一握りの優良株に投資したら、あとは忍耐強く持ち続け、配当を再投資し続けることが賢明です。

とはいえ、来年の相場の行方が気になるのは投資家の性。そこで大統領サイクルを振り返ろうと思います。

【大統領サイクル(1970-2019)】
4
2020年は大統領選挙の年です。過去50年を振り返ると、大統領選挙の年は12回あり、その年の年間騰落率の平均は+5.8%でした。これは大統領サイクル4年間のうち、三番目のパフォーマンスでいまいちです。

【大統領選挙の年の年間騰落率】
5
とりわけパフォーマンスの悪化要因となったのは2008年の金融危機で、当時の年間下落率は-33.8%でした。

ただし、大統領選挙の年は12年のうち9回上昇するなど、上昇する確率は平均的です。また、10%以上の上昇率を記録した年も6回と、50%の確率で二桁の上昇を記録するのも平均的です。

従って、2020年も上昇して取引を終える可能性が高いと考えられるので、バブルを懸念して「売り」に走るのは禁物で、素直に強気相場の波に乗り続けた方が賢明です。

グッドラック。




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