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バフェット太郎です。

米国の個人投資家に絶大な人気を誇る投資情報サイト「モトリーフール」に『市場暴落に耐え得る米国株3選』との記事。先日のエントリーでも書いたように、ダウ平均は3万2000ドルをターゲットに上昇しているわけですが、永遠に続く強気相場などありません。

しかし、誰も未来を正確に占うことができないことを考えれば、多くの投資家に待っている未来は以下の4パターンです。

➀予想外に続く強気相場の中、持株を売却してしまったことで機会損失を被る。
➁予想外に続く強気相場も、持株を手放さなかったことで大きな値上がり益を得る。
③予想通りに強気相場が終焉を迎え、持株も売却したことで損失を回避する。
④予想通りに強気相場が終焉を迎えるも、持株を手放さなかったことで損失を被る。

未来を正確に占うことができなければ、あなたの投資行動は最終的に上の4つのどれかになるわけですが、➀と③は税金と手数料分のコストが発生する一方、➁と④はそうしたコストが一切発生しません。

そのため、未来を正確に占うことができなければ、下手に売買を繰り返すよりも買い持ち戦略に徹した方が賢明です。これは、投資家が売買を繰り返せば繰り返すほど税金と手数料分のコストが発生し、それが投資成績を下げる原因となるためで、多くの調査結果で明らかになっています。

さて、売買を控えることに徹した場合、投資家には➁と④の未来がまっています。つまり、投資家は持株を手放さなかったことで大きな値上がり益を得るか、損失を被るかのどちらかです。もちろん、「大きな値上がり益を得ることに耐えられない」などという人はいませんから➁は無視して良いです。

一方で、自身の資産が目減りすることに耐えられない投資家は多いです。つまり、多くの投資家はリスクに慣れて④のパターン(株式市場の暴落)をやり過ごす必要があるわけです。

とはいえ、自分のリスク許容度は自分が思っているよりもずっと小さいことを考えれば、暴落局面でもあまり値下がりしないようなディフェンシブ銘柄に投資する必要があります。

バフェット太郎の場合、たとえばウォルマート(WMT)やマクドナルド(MCD)がそれです。

【ウォルマート(WMT):2007-2010末】
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【マクドナルド(MCD):2007-2010末】
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たとえば、2007年末を起点とした場合、ウォルマートとマクドナルドの株価は2010年末時点で大きく上昇していました。

【S&P500種指数:2007-2010末】
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しかし、S&P500種指数は2010年末時点でも依然として下回ったままでした。

これは、ウォルマートやマクドナルドの業績は景気にあまり左右されないことが挙げられます。これらの銘柄は個人消費の動向に影響を受けやすいと誤解されますが、いずれも客単価が競合他社よりも低いため、不況下では客単価の高い競合店から客が流れてくるのです。

そのため、不況でも業績が安定しており、結果的に株価は底堅く推移することが期待できるわけです。

そして、個人投資家はそうした点に注意を向けることで、暴落に耐え得ることができ、結果的に買い持ち戦略を容易なものにしてくれます。

もちろん、いかなる暴落にも耐えられる忍耐力があるのなら、わざわざ地味で退屈な銘柄ばかり選好しなくても、GAFAのような成長株に集中投資しても良いと思います。多くの投資家が挫折した中で、あなただけは他の投資家とは違い、暴落に耐えられるかもしれないのだから。

とはいえ、多くの投資家にとってS&P500インデックスファンドや一握りの優良株に分散投資した方が買い持ち戦略に徹することができ、結果的に満足のいくパフォーマンスが期待できるのだから、バフェット太郎は暴落に耐え得る地味で退屈な銘柄を選好したいです。

ちなみに、「モトリーフール」が厳選した「暴落に耐え得る米国株3選」も勉強になるので、興味のある方はポートフォリオの参考にしてみてください。

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グッドラック。




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