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バフェット太郎です。

「人生100年時代」は「超格差社会」の別の名前です。

古来より「長寿は喜ばしいこと」と考えられてきましたが、長寿化が進んだことで日本の借金が1100兆円を超え、「年金制度が破綻するのでは」との不安の声が広がっています。

たしかに、80歳でホームレスになって公園の河川敷で暮らすことほど残酷な未来はありませんから、多くの人が不安に思うのは当然です。

「資本主義社会の攻略」を経済的な側面からとらえれば、その攻略法はたったひとつしかありません。それは、勤勉に働き倹約に努め、堅実に運用するということです。

たとえば、米国の典型的な億万長者というのは、プール付きの大豪邸に住むセレブのような人たちではなくて、ごく普通の家に住み、共働きで年収は平均的、普段着はお世辞にもオシャレとは言えないどこからどう見ても普通の人たちです。

また、米国の億万長者の八割は一代で富を築いていて、遺産相続や宝くじで一発当てたなどということはなく、勤勉に働き倹約に努め、堅実に運用した結果お金持ちになっていて、そういう人たちがゴロゴロいるのです。

つまり、お金持ちになることくらい誰にでもできるので、貧乏人が貧乏であることは自己責任にほかならず、お金持ちがお金持ちであることは資本主義の攻略法を愚直に実践した結果の必然なのです。

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フランスの経済学者トマ・ピケティ氏は『21世紀の資本』で、資本主義社会は「r>g」というひとつの不等式に導かれて格差は拡大するようにデザインされていることを証明しました。(※「」とはリターン・オン・キャピタルのことで資本収益率(投資利回り)を意味し、「」とはエコノミック・グロース・レートのことで経済成長率(賃金の伸び率)を意味します。)

つまり、賃金の伸び率が1~2%であるのに対して、資本収益の伸び率は4~5%であるため、時間の経過とともに労働者と資本家の格差は拡大することを、膨大な歴史資料をまとめてそれを証明したのです。そして、長寿化は格差拡大に拍車をかけることを意味します。

多くの人はわずか3%の差なんて小さなものだと思うかもしれませんが、これに複利の力が働くと、愕然とするほどの格差が生まれるのです。

【r>g:60年】
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たとえば、資本家と労働者の資本を100とした場合、資本家の資本が年利5%、労働者の資本が年利2%で60年間増え続けた場合、資本家の資本は1868だったのに対して、労働者の資本はわずか328と、およそ5倍もの格差が生まれるのです。

そのため、多くの人は資本家の側に回ればいいだけです。ちなみに、資本家の側に回るのに莫大なお金なんて必要なくて、投資環境の整った現代では1万円もあれば株主になれるので、誰もが少しのお金で資本家(投資家)になることができます。

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では、個人投資家はいったい何に投資し、どのように運用すれば良いのでしょうか。

結論から言えば、 がデザインしたインデックスファンドシリーズのひとつ、「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)インデックスファンド」に積立投資して、長期で保有し続ければいいだけです。

【eMAXIS Slim米国株式(S&P500)インデックスファンド】
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eMAXIS Slim米国株式(S&P500)インデックスファンドは、三菱UFJ国際投信株式会社のインデックスファンドシリーズのひとつで、購入時手数料0円、信託財産留保額0円、信託報酬率:年率0.0968%(税抜 年率0.0880%)と、圧倒的な低コストインデックスファンドです。ちなみに、個人投資家の保有者数ランキングで堂々の第1位を記録しています。

の無料口座開設】はこちらからどうぞ。

「投資の神様」で著名投資家のウォーレン・バフェット氏は「株主への手紙(2013)」で、「(個人投資家は)低コストのS&P500インデックスファンドに投資しなさい。そして、定期的に積立投資し、暴落しても絶対に売らないでください」と記しています。これはプロのファンドマネジャーですらS&P500インデックスファンドに勝てないためで、バフェット氏以外の著名投資家らも同意しています。かくいうバフェット太郎もS&P500種構成銘柄から10銘柄を選好して投資しています。

そもそもS&P500とは、米国の主要企業500社のことで、「S&P500インデックスファンド」に投資するということは、米国の主要企業500社に分散投資することを意味します。この500社にはアップル(AAPL)やマイクロソフト(MSFT)、アルファベット(GOOGL)、アマゾン・ドットコム(AMZN)などが含まれています。

いずれも世界中の人々の生活に欠かせない製品やサービスを提供する企業であるため、世界経済の成長に伴い、株主は企業収益の恩恵を享受することができるのです。

【S&P500種指数トータルリターン】
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1990年から2020年までのS&P500種指数のトータルリターン(配当再投資込み)の推移を眺めると、当初の379ポイントが6628ポイントと、およそ17倍超(年率10%)上昇していることがわかります。

これは何も米国史上特別素晴らしい時代だったというわけではありません。(実際、過去30年の間にドットコムバブル崩壊や100年に一度の金融危機がありました。)

ジェレミー・シーゲル著『株式投資 第4版』によれば、戦後1946年~2006年までの名目トータルリターンは年率11.2%だったとのこと。つまり、10%前後のリターンは平均的であり、長期でならせばこれからも年率10%前後のリターンが期待できるというわけです。(ただし、名目とはインフレ調整前であるため、インフレ調整後の実質トータルリターンは概ね6.7~6.9%になります。)

すると、多くの人は手持ちのお金だけで投資をして老後資金をつくろうと考えます。しかし、それではうまくはいきません。たとえば、100万円を年率7%の利回りで40年間運用したとしても、当初の100万円は約1500万円にしかならず(それでも15倍になるわけですが)、これだけでは将来の老後資金を賄うことができないからです。

そのため、個人投資家は「積立投資」を組み合わせる必要があります。

【積立投資のシミュレーション】
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たとえば、毎月5万円の積立貯金をして40年間続けたとしても2400万円にしかなりませんが、毎月5万円の積立投資をして年率7%で40年間運用すれば、将来1億2800万円もの資産を築くことができます。

そして40年後、そうして築いた資産をすべて取り崩すのではなく、取り崩す金額を資産の4%分までと決めて、残りをそのまま運用することができれば、資産を減らすことなく運用を続けることができます。

これについて簡単に説明しておくと、たとえば1億円のうち4%分にあたる400万円を生活費に充てて、残りの9600万円を年率5~7%で運用することができれば、翌年、資産は1億0080万円~1億0270万円まで回復しているので、再び4%分である400万円を取り崩すことができるというわけです。

【バフェット太郎の累積収益額】
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ちなみに、バフェット太郎はS&P500種構成銘柄から10銘柄選び抜いた「バフェット太郎10種」に積立投資をし、愚直に配当を再投資し続けた結果、4年間で約16万ドル(約1700万円)もの利益を稼ぎ、現在の運用資産は7000万円を超えています。(「eMAXIS Slim米国株式S&P500インデックスファンド」に投資していたら累積収益額はさらに大きかったのはここだけの秘密です。

「人生100年時代」というかつてない長寿化社会は、資本主義を攻略した者とそうでない者との間で生まれる「超格差社会」の別の名前です。そしてそれは、必ず訪れる日本の未来です。

しかし、あなたがその残酷な超格差社会の底辺に行く必要はありません。なぜなら、あなたはもう資本主義社会の攻略法を知っているのだから。

グッドラック。

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