バフェット太郎です。

IT関連サービス大手のIBMが第4四半期決算を発表しました。内容は良かったです。

EPSは予想4.69ドルに対して、結果4.71ドルと予想を上回りました。

売上高は予想216億4000万ドルに対して、結果217億8000万ドルと予想を上回りました。

2020年の通期EPSは予想13.29ドルに対して、新ガイダンス13.35ドルと予想を上回りました。

【売上高成長率（前年同期比）】

売上高成長率は前年同期比+0.1％と、6四半期ぶりの増収となりました。これは主にクラウド関連の収入増加が寄与したためで、複数の部門にまたがるクラウド関連収入は68億ドルと21％増加しました。

【部門別売上高シェア】

IBMは主に三つの事業で成り立っていて、「クラウド＆コグニティブ・ソフトウェア」が33％、「グローバル・ビジネス・サービス」が20％、「グローバル・テクノロジー・サービス」が32％で、この三大部門が売上高全体の85％を占めています。

【部門別売上高成長率】

昨年買収が完了したレッドハット社を含む「クラウド＆コグニティブ・ソフトウェア」の売上高は+8.7％と成長の牽引役となりました。一方で、「グローバル・テクノロジー・サービス」は-4.8％の減収に沈みました。

【部門別粗利益シェア】

「クラウド＆コグニティブ・ソフトウェア」の粗利益は57億3000万ドルと、全体のおよそ半分を占めており、IBMにおける同部門の重要性が高いことがわかります。

【IBM（週足）】

四半期決算が予想を上回ったことに加えて、6四半期ぶりに増収に転じたことを好感して、時間外取引で+3.8％高の144.43ドルまで上昇しています。そのため、145ドルのレジスタンス（上値抵抗線）を上にブレイクアウトできるかどうかが注目されます。

予想PERは10.4倍、配当利回りは4.7％とバリュエーション面では魅力的で、バリュー投資家にとって投資妙味があります。

グッドラック。




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