バフェット太郎です。
米国の個人投資家向け情報サイト「モトリーフール」によれば、「創業者一族が経営に関与しているグローバル企業」との記事。
投資対象を選ぶ際、「どのカテゴリーが最もパフォーマンスが期待できるのか」ということを気にしている投資家も少なくないはず。かくいうバフェット太郎も「連続増配高配当株」というひとつのカテゴリーへの投資が報われると信じて投資しているわけですが、これは無配株よりも配当株への投資が長期的に見れば報われやすいからです。
ただし、なにも「連続増配高配当株」こそが最高のパフォーマンスが期待できるとは思っていなくて、それ以外のカテゴリーへの投資もおもしろいと思います。
たとえば、「バイバック(自社株買い)株」といった、自社株買いに積極的な会社の株は、配当を出す会社の株と比べて上昇率が高いことで知られています。これは、配当にかかる税金負担が回避できるためです。(ただし、経営陣は自社株買いよりも配当を重視する傾向があるため、あらかじめ自社株買いを続ける企業を見極めるのは連続増配株よりも難しい傾向があります。)
さて、こんな具合で特定のカテゴリーに積極的に投資するという投資家がいますが、中には「ファミリーカンパニー(創業者一族が積極的に経営に関与している企業)」を好んで投資している人もいます。
【ファミリーカンパニーと非ファミリーカンパニーの推移】
2006年から2018年の12年にかけて、ファミリーカンパニーは非ファミリーカンパニーを大きくアウトパフォームしています。これは経営が困難な局面でも大胆でアグレッシブな手段を取ることができるほか、長期的なビジョンに基づいた経営ができるためです。
こうした傾向は米国だけでなく、日本や世界でも同じです。たとえば、ソフトバンク・グループやファーストリテイリングといった日本を代表する企業はファミリーカンパニーです。
米国のファミリーカンパニー(創業者、あるいは一族の議決権および株式保有が20%以上の企業)といえば、アルファベット(GOOGL)やフェイスブック(FB)、バークシャー・ハザウェイ(BRK.B)、ウォルマート(WMT)、オラクル(ORCL)などがあります。
【ファミリーカンパニー:一覧】
ただし、「ファミリーカンパニー」への投資は注意点もあります。それは、後継者育成への失敗です。たとえば、ソフトバンク・グループやファーストリテイリングはこの後継者育成があまり進んでいなくて将来のリスク要因となります。事実、後継者育成の失敗で企業価値が非ファミリーカンパニーよりも劣るという調査結果もあります。
そのため、「ファミリーカンパニー」への投資は必ずしも報われるものではありませんが、創業者自身による経営が続く見通しであれば、投資対象としておもしろいと思います。
興味がある方は「モトリーフール 」が厳選したファミリーカンパニー4銘柄もよかったら参考にしてみてください。
グッドラック。
米国の個人投資家向け情報サイト「モトリーフール」によれば、「創業者一族が経営に関与しているグローバル企業」との記事。
投資対象を選ぶ際、「どのカテゴリーが最もパフォーマンスが期待できるのか」ということを気にしている投資家も少なくないはず。かくいうバフェット太郎も「連続増配高配当株」というひとつのカテゴリーへの投資が報われると信じて投資しているわけですが、これは無配株よりも配当株への投資が長期的に見れば報われやすいからです。
ただし、なにも「連続増配高配当株」こそが最高のパフォーマンスが期待できるとは思っていなくて、それ以外のカテゴリーへの投資もおもしろいと思います。
たとえば、「バイバック(自社株買い)株」といった、自社株買いに積極的な会社の株は、配当を出す会社の株と比べて上昇率が高いことで知られています。これは、配当にかかる税金負担が回避できるためです。(ただし、経営陣は自社株買いよりも配当を重視する傾向があるため、あらかじめ自社株買いを続ける企業を見極めるのは連続増配株よりも難しい傾向があります。)
さて、こんな具合で特定のカテゴリーに積極的に投資するという投資家がいますが、中には「ファミリーカンパニー(創業者一族が積極的に経営に関与している企業)」を好んで投資している人もいます。
【ファミリーカンパニーと非ファミリーカンパニーの推移】
2006年から2018年の12年にかけて、ファミリーカンパニーは非ファミリーカンパニーを大きくアウトパフォームしています。これは経営が困難な局面でも大胆でアグレッシブな手段を取ることができるほか、長期的なビジョンに基づいた経営ができるためです。
こうした傾向は米国だけでなく、日本や世界でも同じです。たとえば、ソフトバンク・グループやファーストリテイリングといった日本を代表する企業はファミリーカンパニーです。
米国のファミリーカンパニー(創業者、あるいは一族の議決権および株式保有が20%以上の企業)といえば、アルファベット(GOOGL)やフェイスブック(FB)、バークシャー・ハザウェイ(BRK.B)、ウォルマート(WMT)、オラクル(ORCL)などがあります。
【ファミリーカンパニー:一覧】
ただし、「ファミリーカンパニー」への投資は注意点もあります。それは、後継者育成への失敗です。たとえば、ソフトバンク・グループやファーストリテイリングはこの後継者育成があまり進んでいなくて将来のリスク要因となります。事実、後継者育成の失敗で企業価値が非ファミリーカンパニーよりも劣るという調査結果もあります。
そのため、「ファミリーカンパニー」への投資は必ずしも報われるものではありませんが、創業者自身による経営が続く見通しであれば、投資対象としておもしろいと思います。
興味がある方は「モトリーフール 」が厳選したファミリーカンパニー4銘柄もよかったら参考にしてみてください。
グッドラック。
コメント