バフェット太郎です。
米製造業が予想外に持ち直しています。
ISM(米供給管理協会)が発表した1月の米ISM製造業景況指数は予想48.5に対して、結果50.9と予想を大きく上回りました。また、景気拡大と縮小の分かれ目となる50を半年ぶりに上回りました。
そもそも、ISM製造業景況指数とは、製造業の購買担当役員にアンケート調査を実施して、その結果をもとに製造業の景況感を表したものです。
たとえば、ゼネラル・モーターズ(GM)の購買担当役員は鋼や塗料、フロントガラスやタイヤなどの仕入れをしているわけですが、この時、日々の販売状況や在庫、会社の販売予測などに基づきどれくらい仕入れるかを決めています。
そのため、彼らの意見は業界の現状を知るうえで、非常に信頼度の高い情報となり得るわけです。
【ISM製造業景況指数:過去3ヶ月】

さて、1月の米ISM製造業景況指数の内訳は以下の通りでした。
「新規受注」は52.0と、前月の46.8から5.2ポイント上昇しました。
「生産」は54.3と、前月の43.2から9.1ポイント上昇しました。
「雇用」は46.6と、前月の45.1から1.5ポイント上昇しました。
「価格」は53.3と、前月の51.7から1.6ポイント上昇しました。
「在庫」は48.8と、前月の46.5から2.3ポイント上昇しました。
世界経済の成長が鈍化しているにも関わらず、「新規受注」と「生産」が大幅に拡大しました。しかし、「雇用」は前月から改善したものの、依然として50を下回っていることから労働市場の低迷が続いていることが示唆されました。
【米ISM製造業景況指数とS&P500種指数】

指数が大幅に改善していますが、これが一時的なものなのか、あるいは持続的なものなのかを引き続き注視する必要があります。
2008年の金融危機を振り返ると、2007年1月に指数50を下回ったものの、その後再び50を上回り、結局同年12月に50を割り込んだことでリセッション入りしました。
また、その前のドットコムバブル崩壊では、2000年8月に50を下回ると、その7カ月後の2001年3月にリセッション入りしました。
そのため、過去を振り返ると、50を下回ってから概ね7~11カ月後にリセッション入りする傾向にあることがわかります。
従って、2019年8月を起点とした場合、今後数か月間50を上回ったとしても、2007年の時のように再び50を下回ってからリセッションする可能性があり、次期としては2020年3月~7月頃になるかもしれません。ただし、11月に大統領選挙を控えていることを考えれば、株価対策として景気刺激策などが期待されますから、今回はもう少し後にズレるかもしれません。
【S&P500種指数:日足】

中国発新型コロナウィルスの感染拡大が懸念される中、S&P500種指数は直近のピークから-3.7%急落する場面がありましたが、50日移動平均線に反発して再び史上最高値を目指して上昇しています。
こうした中、「暴落したら買い増す」と威勢のいいことを言っていた人たちが5%にも満たない小さな下落で狼狽売りに走っていたのを見ると、やはり多くの個人投資家にとってベストな投資戦略は、暴落を待つようなタイミングを見計らった投資ではなく、タイミングを無視して地道にコツコツと買い増す「積立投資」の方が良いです。
それでもタイミングを見計らって「バーゲン価格の優良株を買いたい」と考えるなら、ポートフォリオの20%程度を「趣味としての投資」として、タイミングを見計らった投資をしたり、あるいは投機的な銘柄に投資して遊んでも良いと思います。
グッドラック。
大変励みになります。今日も応援のポチお願いします
米製造業が予想外に持ち直しています。
ISM(米供給管理協会)が発表した1月の米ISM製造業景況指数は予想48.5に対して、結果50.9と予想を大きく上回りました。また、景気拡大と縮小の分かれ目となる50を半年ぶりに上回りました。
そもそも、ISM製造業景況指数とは、製造業の購買担当役員にアンケート調査を実施して、その結果をもとに製造業の景況感を表したものです。
たとえば、ゼネラル・モーターズ(GM)の購買担当役員は鋼や塗料、フロントガラスやタイヤなどの仕入れをしているわけですが、この時、日々の販売状況や在庫、会社の販売予測などに基づきどれくらい仕入れるかを決めています。
そのため、彼らの意見は業界の現状を知るうえで、非常に信頼度の高い情報となり得るわけです。
【ISM製造業景況指数:過去3ヶ月】

さて、1月の米ISM製造業景況指数の内訳は以下の通りでした。
「新規受注」は52.0と、前月の46.8から5.2ポイント上昇しました。
「生産」は54.3と、前月の43.2から9.1ポイント上昇しました。
「雇用」は46.6と、前月の45.1から1.5ポイント上昇しました。
「価格」は53.3と、前月の51.7から1.6ポイント上昇しました。
「在庫」は48.8と、前月の46.5から2.3ポイント上昇しました。
世界経済の成長が鈍化しているにも関わらず、「新規受注」と「生産」が大幅に拡大しました。しかし、「雇用」は前月から改善したものの、依然として50を下回っていることから労働市場の低迷が続いていることが示唆されました。
【米ISM製造業景況指数とS&P500種指数】

指数が大幅に改善していますが、これが一時的なものなのか、あるいは持続的なものなのかを引き続き注視する必要があります。
2008年の金融危機を振り返ると、2007年1月に指数50を下回ったものの、その後再び50を上回り、結局同年12月に50を割り込んだことでリセッション入りしました。
また、その前のドットコムバブル崩壊では、2000年8月に50を下回ると、その7カ月後の2001年3月にリセッション入りしました。
そのため、過去を振り返ると、50を下回ってから概ね7~11カ月後にリセッション入りする傾向にあることがわかります。
従って、2019年8月を起点とした場合、今後数か月間50を上回ったとしても、2007年の時のように再び50を下回ってからリセッションする可能性があり、次期としては2020年3月~7月頃になるかもしれません。ただし、11月に大統領選挙を控えていることを考えれば、株価対策として景気刺激策などが期待されますから、今回はもう少し後にズレるかもしれません。
【S&P500種指数:日足】

中国発新型コロナウィルスの感染拡大が懸念される中、S&P500種指数は直近のピークから-3.7%急落する場面がありましたが、50日移動平均線に反発して再び史上最高値を目指して上昇しています。
こうした中、「暴落したら買い増す」と威勢のいいことを言っていた人たちが5%にも満たない小さな下落で狼狽売りに走っていたのを見ると、やはり多くの個人投資家にとってベストな投資戦略は、暴落を待つようなタイミングを見計らった投資ではなく、タイミングを無視して地道にコツコツと買い増す「積立投資」の方が良いです。
それでもタイミングを見計らって「バーゲン価格の優良株を買いたい」と考えるなら、ポートフォリオの20%程度を「趣味としての投資」として、タイミングを見計らった投資をしたり、あるいは投機的な銘柄に投資して遊んでも良いと思います。
グッドラック。
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