バフェット太郎です。

新型コロナウィルスはバリュー投資家にとって絶好のチャンスかもしれません。

米国で絶大な人気を誇る個人投資家向け情報サイト『モトリーフール』に「新型肺炎コロナウィルスで期待が高まる医薬品3銘柄」との記事。

中国発の新型コロナウィルス感染拡大を巡って日本や韓国が打撃を受ける中、ギリアド・サイエンシズ(GILD)など一部の医薬品銘柄に期待が高まっており、「新型肺炎コロナウィルスで儲かる銘柄」をヘルスケアセクターの中から選好してもおもしろいと思います。

また、見方を変えれば一部の優良株が不当に売り込まれているのも事実です。そのため、一握りの優良株を割安な価格で取得したいと考えているバリュー投資家にとって、コロナウィルスは絶好の投資機会を提供してくれているのかもしれません。

「コロナウィルス」で特に打撃を受けたセクターは「航空」や「旅行」「石油」などで、下げ幅は10%を超えました。

具体的な銘柄を挙げれば、著名投資家ウォーレン・バフェット氏率いる投資会社バークシャー・ハザウェイ(BRK.B)の上位10位に組み入れられているデルタ航空(DAL)は一時11%値下がりしました。

また、上位12位に組み入れられているサウスウエスト航空(LUV)も6%値下がりしました。

【デルタ航空(DAL)】
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デルタ航空のバリュエーションはPER8.05倍、配当利回り2.56%とやや割安感があります。
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デルタ航空のフリーキャッシュフローは毎年黒字を字しています。

【サウスウエスト航空】
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サウスウエスト航空のバリュエーションはPER13.55倍、配当利回り1.21%と他の航空株と比べて割安感はありません。
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サウスウエスト航空のフリーキャッシュフローは右肩上がりで増大しており、デルタ航空よりも魅力的です。

また、オンライン旅行会社のブッキング・ホールディングス(BKNG)一時13%値下がりする場面がありました。

【ブッキング・ホールディングス(BKNG)】
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バリュエーションはPER20倍、配当は無配です。米国の労働生産人口は今後10数年間増え続けることを考えれば、旅行市場はさらに拡大し、同社と株主はその恩恵を享受することができます。
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ブッキング・ホールディングスは莫大なフリーキャッシュフローを創出しており、魅力的な成長株です。今後も引き続き成長への期待が持てるので、コロナウィルスによる悪影響はむしろ絶好の投資機会を提供したと言えます。

最後に、米石油メジャー最大手のエクソン・モービルに至っては、一時16%値下がりする場面がありました。

【エクソン・モービル(XOM)】
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ヒトとモノの行き来が停滞したことで、原油先物価格が急落。それを受けてエネルギー株も暴落しました。

エクソン・モービルのバリュエーションはPER18.05倍、配当利回り5.74%です。PERは割高のように見えますが、これは原油安による業績悪化の影響を受けているためで割高とは言えません。むしろ配当利回りが5.74%であることから投資妙味があると言えます。
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同社は上流・中流・下流のすべてを手掛ける垂直統合型のエネルギー企業であるため、原油価格の暴落でエネルギー企業各社のフリーキャッシュフローが赤字に転落する中でも黒字を死守しました。

コロナウィルスによる影響が収まり、再び原油価格が持ち直す中で、エネルギー株は大きく買い戻される公算が大きいです。とりわけ、上・中流に特化したコノコフィリップス(COP)やオクシデンタル石油(OXY)の方が株価的には値上がりしやすいです。

グッドラック。

(参考『モトリーフール』)



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