
バフェット太郎です。
投資の世界では、「S&P500インデックスファンドに投資して配当を再投資し続けろ」というのが数ある最適解のひとつとして知られています。
【S&P500種指数のトータルリターン:1990-2020】

事実、1990年から2020年にかけて、S&P500種指数のトータルリターンは当初の379ポイントから6812ポイントとおよそ18倍も値上がりしています。これは、年平均10.1%の利回りで指数が成長していることを意味します。
そのため、著名投資家ウォーレン・バフェット氏らが主張するように、多くの個人投資家はS&P500インデックスファンドに投資することは理に適った投資戦略だと言えます。とはいえ、これは数ある最適解のひとつであり、また別の最適解があるのも事実です。それが「連続増配株」に投資するという投資戦略です。
【S&P500種指数と配当貴族指数のトータルリターン】

チャートは1990年から2015年までの25年間に及ぶS&P500種指数と配当貴族指数のトータルリターンの推移を表しています。(※配当貴族=25年以上連続で増配をしている銘柄で構成された指数)
チャートを眺めると、2000年のドットコムバブルまではS&P500種指数が配当貴族指数をアウトパフォームしていたものの、ドットコムバブルが崩壊するとパフォーマンスは逆転し、それ以降、景気サイクルを超える毎に配当貴族指数とS&P500種指数を大きくアウトパフォームしていることがわかります。
これは、S&P500種指数構成銘柄の多くがリセッション(景気後退)局面で配当を減配する一方、配当貴族指数構成銘柄は反対に配当を増やすため、割安になった株をより多く買い増すことができ、買い増した分の株が次の強気相場で資産最大化を助けるアクセル(加速装置)となるからです。
そのため、投資期間が長ければ長いほど、S&P500インデックスファンドに投資するよりも、配当貴族指数に投資した方がより高いパフォーマンスが期待できるというわけです。かくいうバフェット太郎も、保有株の多くが25年以上連続で増配している銘柄ばかりで、時間をかけて資産の最大化を目指しています。
とはいえ、経験の浅い未熟な投資家ほど、配当再投資戦略に適した銘柄として高配当株ばかり挙げます。しかし、これは大きな間違いです。
通常、配当再投資戦略に適した銘柄とは、配当利回りの高い銘柄を意味するわけではなく、継続的に増配ができる強固なビジネスモデルを有し、安定したキャッシュフローが見込める企業を指します。
具体的な銘柄を挙げれば、コカ・コーラ(KO)やプロクター&ギャンブル(PG)などがそれで、これらの銘柄は消費者に馴染みのあるブランドを有することで高利益率を達成、さらに、業績が景気に左右されにくいため、株主は配当を永続的に受け取ることが期待できます。
ちなみに、米国には「Oxfordインカム・レター」という、配当投資専門のニュースレターがあります。
「Oxfordインカム・レター」は、2012年のベストセラー『Get Rich With Dividends(配当金でお金持ちになる)』の著者で元証券アナリストのマーク・リクテンフェルド氏によるニュースレターです。同氏は度々ウォールストリートジャーナルやバロンズなどにも寄稿しています。
彼の推奨する銘柄は、少し独特で、誰もが知っている優良配当株ではなく(もちろん、そうした銘柄も含まれますが)、アナリストらに嫌われている不人気な割安株が多いです。そのため、株価の反発によるキャピタルゲイン(値上がり益)と高配当が同時に見込めるなど、地味で退屈な配当株投資であるにも関わらず大きなリターンが期待できるのです。
【オックスフォード・トレーディング・ポートフォリオとS&P500種指数のリターン推移】

事実、1996年から2015年末までの20年間、「Oxfordインカム・レター」で提唱する”独自の投資法”を実践した「オックスフォード・トレーディング・ポートフォリオ」はS&P500種指数を大きくアウトパフォームしています。
言い方を変えれば、リクテンフェルド氏が選好する配当株はリスクの高い銘柄が多く、それ故”独自の投資法”でトレーディングする必要があるわけです。
もし、大きな値上がり益も期待できる配当株に興味があったり新しい投資アイディアを探しているなら、「Oxfordインカム・レター」で無料で紹介されている「永久に持っておきたい6つの高配当株レポート

グッドラック。



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