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バフェット太郎です。

新型コロナウイルスの感染拡大を巡って世界同時不況への懸念が高まる中、米国株式市場は大きく乱高下し、直近の高値から12.4%安と調整局面を迎えています。

また、S&P500種指数が急落する中、持ち株を「全売り」するなど狼狽売りに走るクソダサい個人投資家が後を絶ちません。彼らは今のうちに売り逃げることで、損失を限定的にしようと考えているわけです。

【S&P500種指数】
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たしかに、短期的に見れば売値よりもさらに下落して「売っておいて良かった」と安堵することもあるかもしれませんが、彼らが再び十分な額の株式を買い戻す頃には、売値よりも随分値上がりしてしまっている可能性があることを考えると、必ずしも賢明とは言えません。

また、売却益には所得税15%、住民税5%の計20%の税金が発生するほか、売った際と買い戻した際の売買手数料も発生しますから、売値と同じ価格で買い戻せたとしても、買い持ちした場合と比べて損をすることになります。

さらに、株安局面で株を買うということは、多くの投資家が悲観的になっている(つまり、まだ値下がりするんじゃないかとか、株安は当分の間続くのではないかと考えている)時であるため、そこから全売りした分の額を買い戻すのはかなり難しいです。

実際、狼狽して「全売り」に走った個人投資家の中には「優良成長株のバイ&ホールド」を戦略としていた人も少なくありません。経験の浅い未熟な個人投資家ほど、優良成長株を忍耐強く持ち続けるだけで資産を最大化できると信じていたようですが、その「持ち続ける」ということは、彼らが思っているほど簡単ではないのです。

それと同じで、「安値で買い戻す」ということも経験の浅い未熟な個人投資家が思っているほど簡単ではないのです。株安局面というのは、前述した通り誰もが悲観的になっている時であるわけですから、「持ち続ける」という簡単なこともできない個人投資家がどうして「安値で買い戻す」ということができると言えるのでしょうか。

「高値で全売り」して「安値で買い戻す」ということは、経験の浅い未熟な個人投資家が思っているよりもずっとずっと難しいことなのです。それができるのは一握りの天才投資家かたまたま運のよかった投資家だけです。

著名投資家ウォーレン・バフェット氏の言葉を借りれば「他人が強欲な時ほど臆病に、他人が臆病な時ほど強欲に」とのこと。

暴落直前、将来有望のイケてる銘柄がもてはやされ、レバレッジ型ETFが人気化していたことを考えれば、他人が強欲な時ほど臆病にならなければならなかったのです。そして、彼らが持株を狼狽売りして方針状態になっている今こそ、賢明な投資家は強欲にならなければなりません。

昨日の『【朗報】米10年債利回りの大暴落は絶好の買い場である理由』で書いた通り、底打ちの正確な時期を示すことはできませんが、歴史を振り返れば絶好の買い場が近づいていることがわかります。

事実、恐怖指数は一時54.39と、2009年の金融危機直後以来の水準を記録しました。

【恐怖指数(VIX):1990-2020】
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ちなみに、過去の経験則に従えば、株価は恐怖指数が低下していく中で底打ちしますから、株安はまだ少しだけ続くと思います。

いずれにせよ、投資家は一握りの優良株に投資したら株価の短期的な変動に惑わされず、忍耐強く保有し続け、愚直に配当を再投資することで資産を最大化しなければなりません。かくいうバフェット太郎も配当を含め毎月5000ドル分の買い増しを愚直に続けています。

もちろん、これができるのはバフェット太郎が「連続増配高配当株に投資しているから」なのかもしれません。バフェット太郎の保有株はコカ・コーラ(KO)やプロクター&ギャンブル(PG)、ジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)といった、安定したキャッシュフローと配当が期待できる銘柄であるため、株安局面でも狼狽することなく忍耐強く保有し続けることができるのです。

言い方を変えれば、「配当」は個人投資家が忍耐強く保有し続けるために必要な要素と言えるでしょう。事実、「優良企業の一部を忍耐強く保有することを推奨する」という強い主張を一貫して投資家に進言している「モトリーフール」は数多くの優良配当株をニュースレターの中で紹介しています。

たとえば、スペシャルフリーレポートの「リセッション(景気後退)に強いインフラ銘柄・食品銘柄7選」で紹介されている銘柄の中には、新型コロナウイルスの影響をほとんど受けていない配当株がいくつも紹介されています。

いずれも競争優位性の高いビジネスモデルを背景に、安定したキャッシュフローと配当が期待できるため、忍耐強く保有し続けられる銘柄ばかりです。

経験の浅い未熟な個人投資家に限らず、これから一握りの優良株に投資して忍耐強く保有し続けたいという個人投資家は「モトリーフール」のレポートで紹介されているような銘柄を参考にしながら、投資の勉強をすれば良いと思います。

モトリーフールのスペシャルフリーレポート(無料登録)はこちらからどうぞ

グッドラック。



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