バフェット太郎です。

新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)が米経済の脅威となる中、トランプ大統領が国家非常事態宣言を出したことで株価は大きく反発しました。

ダウ平均は前日比1985ドル(9.4%)高の2万3185.62ドルと、上げ幅は過去最大を記録しました。

トランプ大統領は国家非常事態宣言で、最大500億ドル(約5兆4000億円)の連邦政府の資金を活用できるようにして、検査や治療の態勢を強化することを発表しました。

また、SPR(戦略石油備蓄)のための原油を大量購入するようエネルギー省に指示したほか、連邦政府機関が貸付ける学生ローン債務の利息を免除する措置も発表するなど、トランプ大統領が「(官民一体となって)ウイルスの脅威に打ち勝つ」と力説したことから、株式市場で期待感が高まりました。

【ダウ平均:(週足)】
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ダウ平均の週足チャートを眺めると、200週移動平均線を下回っているものの、長い「下ヒゲ」が出現したことに加えて出来高も大きく伸びたことで、底打ちのシグナルが出ました。

ただし、このまま一本調子で株価が回復するというよりは、二番底を試す展開が予想されるため、株価はしばらく低迷が続くかもしれません。

【世界の株価の強気相場と弱気相場】
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また、過去の経験則に従えば、「世界の株価(FTSE・グローバル・オールキャップ・インデックス)」が弱気相場入りした場合、直近の高値から底打ちするまでの日柄は最短2カ月、最長30カ月、平均11.3カ月だったことから、2月を起点とすれば、最短で4月に底打ちすることが予想されます。

ただし、未来は「ブラックスワン(あり得ない出来事)」の連続であることから、あくまで参考程度に留めてください。過去の経験則を信じて投機的な投資行動をしても、それはギャンブルと変わりないため、大損して退場しかねないだけです。

さて、今週は原油の大暴落、米国株の弱気相場入り、トランプ政権による欧州からの入国制限、FRBの実質的なQE4、そして米国の非常事態宣言など、ニュース盛りだくさんの一週間となったわけですが、株価が大きく乱高下したことで狼狽売りに走った投資家も少なくありません。

このブログで何度も書いていることなんですけれども、自分が思っているよりも自分のリスク許容度は大きくはないので、保守的な運用をするくらいがちょうど良いのです。

実際、バフェット太郎はコカ・コーラ(KO)やプロクター&ギャンブル(PG)といった地味で退屈な銘柄ばかりに投資していたおかげで、今回の暴落局面で狼狽売りに走るなどということはありませんでした。資産額がピークの8000万円から6000万円と、2000万円減少したのにも関わらずです。

ディフェンシブ銘柄は値上がり益が期待できないので、普段はバカにされやすいのですが、今回のような有事では、株価は値下がりするものの、「永続的に安定したキャッシュフローと配当が期待できる」という絶対的な自信は揺るがないので、長期で保有し続けることができるのです。

また、保有する銘柄はどれも連続増配株ばかりなので、暴落局面で割安になった優良株を永続的に買い増し続けることができます。つまり、株価の低迷が続けば続くほど、バフェット太郎にとって割安な株を買い増す機会が増えるだけです。

そのため、長期投資家は一握りの優良株やS&P500インデックスファンドなど、いかなる局面でも絶対的に信頼できる銘柄であり、かつ配当を出す株に投資した方が賢明です。

ちなみに「優良企業の一部を忍耐強く保有することを推奨する」という強い主張を一貫して投資家に進言している「モトリーフール」は数多くの優良配当株をニュースレターの中で紹介しています。

モトリーフール」 は1993年に、デビッド・ガードナー氏とトム・ガードナー氏の二人の兄弟によって設立され、投資関連ウェブサイトランキングでは、ウォールストリート・ジャーナルに次ぐ全米5位に位置する人気投資メディアです。

90年代半ば頃には三大投資ウェブメディアとして「モトリーフール」「ザ・ストリート・ドットコム」「マーケットウォッチ」が挙げられていました。

モトリーフールの由来はシェイクスピアの「お気に召すまま」からとっています。本書には、カラフルな色の服に身を包んだモトリーフール(宮廷の道化師)が王様の機嫌を損なうことなく(※自身の首を跳ねられることなく)真実を進言することができた唯一の人物として描かれています。

つまり、エコノミストやアナリストらが権威に屈し、忖度のある相場見通しを示しているのに対し、モトリーフールは権威に屈することなく真実を伝えることを信念とし、個人投資家にレポートを提供しているのです。

たとえば、スペシャルフリーレポートの「リセッション(景気後退)に強いインフラ銘柄・食品銘柄7選」で紹介されている銘柄の中には、自信を持って保有できる優良配当株がいくつも紹介されています。

いずれも競争優位性の高いビジネスモデルを背景に、安定したキャッシュフローと配当が期待できるため、忍耐強く保有し続けられるだけでなく、弱気相場で積極的に配当を再投資できる銘柄ばかりです。

そのため、これから一握りの優良株に投資して忍耐強く保有し続けたいという個人投資家は「モトリーフール」のレポートで紹介されているような銘柄を参考にしながら、投資の勉強をすれば良いと思います。

モトリーフールのスペシャルフリーレポート(無料登録)はこちらからどうぞ

グッドラック。



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