
バフェット太郎です。
世界の中央銀行による相次ぐ金融緩和策が好感されて、株式などのリスク資産に投資マネーが回帰しつつある中、安全資産とされる長期債が売られて、米10年債利回りが0.96%と急騰(価格は急落)しました。
【米10年債利回り】

その一方で、FRB(米連邦準備制度理事会)が政策金利をゼロまで引き下げるとの見方から、米3ヶ月債利回りは0.28%まで急落(価格は急騰)しました。
【米3ヶ月債利回り】

米10年債と米3ヶ月債は同じ安全資産と見なされますが、中央銀行による金融緩和をきっかけに正反対の方向に急速に動き始めました。そしてこれは、米国経済のリセッション(景気後退)を示唆していると言えます。
【長短金利差(=米10年債利回り-米3ヶ月債利回り)の推移】

チャートは1982年から2020年までの長短金利差の推移を表しています。
通常、年限の長い債券ほど利回りが高くなる傾向があるのですが、過去3回のリセッションを振り返ると、いずれもリセッションの前に年限の長い10年債が年限の短い3ヶ月債よりも利回りが低くなり、金利差がマイナスに落ち込んでいることがわかります。
そして、長短金利差がマイナス圏からプラス圏に浮上し、そこから金利差が一気に拡大すると、米経済はリセッション入りしました。
現在、長短金利差は0.66%まで上昇しているのですが、過去のリセッション直前を振り返ると、2007年が0.68%、2001年が0.63%、1990年が0.62%と、0.6%台に乗せた後だったことを考えると、米経済が近くリセッション入りすると考えられます。
ただし、FRBがレポ取引を通じた1兆5000億ドル規模の実質的なQE4(量的緩和第4弾)を実施することから、リセッションは短期間で収束し、再び強気相場入りする可能性もあります。
つまり、景気後退により株価が長期低迷するリスクよりも、世界的な金融緩和策が米国の資産バブルを誘発するリスクの方が高いということです。
ちなみに、そうした局面では売られすぎた優良配当株に投資することで、高い値上がり益と高配当が期待できます。
このようなキャピタルゲイン(値上がり益)とインカムゲイン(配当収入)の両取りという投資アイディアは2012年のベストセラー『Get Rich With Dividends(配当金でお金持ちになる)』の著書マーク・リクテンフェルド氏による配当投資専門のニュースレター「Oxfordインカム・レター」が参考になると思います。同氏はウォールストリート・ジャーナルやバロンズなどにも度々寄稿しています。
彼の推奨する銘柄には、優良株でありながら割安で不人気な高配当株が度々紹介されています。つまり、株価の反発によるキャピタルゲイン(値上がり益)と高配当が同時に見込めるなど、大きなリターンが期待できるのです。
【オックスフォード・トレーディング・ポートフォリオとS&P500種指数のリターン推移】

事実、1996年から2015年末までの20年間、「Oxfordインカム・レター」で提唱する”独自の投資法”を実践した「オックスフォード・トレーディング・ポートフォリオ」はS&P500種指数を大きくアウトパフォームしています。
ただし、減配の可能性の高い高配当株も含まれているので、必ずしもリクテンフェルド氏が推奨する銘柄が儲かるというわけではありません。(バフェット氏ですら百戦百勝ではないのですから。)
いずれにせよ、キャピタルゲインとインカムゲインの両取りができるという投資アイディアは一考の価値があると思うので是非参考にしてみてください。リクテンフェルド氏から無料で提供されている「永久に持っておきたい6つの高配当株レポート」はこちらからどうぞ。
グッドラック。
(参考:「Oxfordインカム・レター」)
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