バフェット太郎です。

トータルヘルスケア大手のジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)が、実験段階にある新型コロナウイルス用ワクチンの臨床試験を9月までに開始して、2021年初めには緊急使用許可を得られる可能性があると発表すると、株価は前日比+5.61%高と急騰しました。

【ジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ):日足】
1
ジョンソン・エンド・ジョンソンの株価は一時109.16ドルと、直近の高値153.52から28.9%下落する場面がありましたが、現在は130ドルと下げ幅を急速に縮めています。

【ジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ):キャッシュフローの推移】
2
ジョンソン・エンド・ジョンソンのキャッシュフローの推移を眺めると、本業の儲けを表す営業キャッシュフローが右肩上がりで着実に上昇していることがわかります。また、その一方で投資支出が抑えられていることで、フリーキャッシュフロー(純現金収支)は営業キャッシュフローの拡大に伴い上昇していることがわかります。

これはつまり、ジョンソン・エンド・ジョンソンの事業が一定の投資額で収益を拡大させ続けることができるビジネスであることを意味します。

こうしたことは他の企業で必ずしも当てはまるわけではありません。たとえば、営業キャッシュフローが拡大しているのにも関わらず、それに伴い投資支出も増大した結果、フリーキャッシュフローはほとんど拡大していないなんてことがあるわけです。

ちなみに、フリーキャッシュフローとは純現金収支のことで、経営陣が自由に使えるお金のことを意味します。たとえばそれは、配当や自社株買いといった株主還元に利用されるでしょうし、あるいは内部留保として現金や短期債などで運用する場合もあるかもしれません。

いずれにせよ、それは紛れもなく株主のお金であり、そのお金を企業がどう運用するかで投資家のリターンが左右されます。

たとえば、その資金を設備投資に振り分けたとして、多くの利益を生み出すのならその投資は成功ですが、仮に失敗してなんの利益も生み出さなければ、それは株主のお金をドブに捨てたも同然になります。

そのため、成長余地の乏しい成熟した企業の中には、事業活動で稼いだ利益を設備投資などの過剰な投資には回さずに、配当や自社株買いなどでどんどん株主に還元する企業も少なくありません。たとえば、それはコカ・コーラ(KO)だったりプロクター&ギャンブル(PG)だったり、あるいはジョンソン・エンド・ジョンソンだったりするわけです。

これらの企業は大きな成長こそ期待できませんが、緩やかな成長と安定したキャッシュフローが期待できるため、企業は積極的に配当や自社株買いを通じて株主に還元することで株主は安定したリターンが期待できるわけです。

【ジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ):1990-2020】
3
1989年12月末のジョンソン・エンド・ジョンソンの株価はわずか3.7ドルでしたから、その後30年で35倍も値上がりしたことになります。ちなみに、このリターンには配当が含まれていませんから、配当を含めれば株主はさらに大きなリターンを獲得していると言えます。

このように、米国株投資とは一握りの優良株に投資して長期で長期で保有し続けるだけで大きなリターンが期待できるわけです。そのため、長期的な資産形成を目的としている個人投資家は、短期的な株価の値動きに狼狽売りすることなく、5年後10年後を見据えてしっかりと買い持ちした方が賢明です。

ちなみに、どういった優良株を買っていけば良いのかについてですが、「優良企業の一部を忍耐強く保有することを推奨する」という強い主張を一貫して投資家に進言している「モトリーフール」を参考にすると良いと思います。

モトリーフール」 は1993年に、デビッド・ガードナー氏とトム・ガードナー氏の二人の兄弟によって設立され、投資関連ウェブサイトランキングでは、ウォールストリート・ジャーナルに次ぐ全米5位に位置する人気投資メディアです。

90年代半ば頃には三大投資ウェブメディアとして「モトリーフール」「ザ・ストリート・ドットコム」「マーケットウォッチ」が挙げられていました。

モトリーフールの由来はシェイクスピアの「お気に召すまま」からとっています。本書には、カラフルな色の服に身を包んだモトリーフール(宮廷の道化師)が王様の機嫌を損なうことなく(※自身の首を跳ねられることなく)真実を進言することができた唯一の人物として描かれています。

つまり、エコノミストやアナリストらが権威に屈し、忖度のある相場見通しを示しているのに対し、モトリーフールは権威に屈することなく真実を伝えることを信念とし、個人投資家にレポートを提供しているのです。

たとえば、スペシャルフリーレポートの「新型コロナウイルス相場で気をつけるべきことと、注目すべき米国株4銘柄」で紹介されている銘柄の中には、自信を持って保有できる優良配当株がいくつも紹介されています。

いずれも競争優位性の高いビジネスモデルを背景に、安定したキャッシュフローが期待できるため、忍耐強く保有し続けられる銘柄ばかりです。

そのため、これから一握りの優良株に投資して忍耐強く保有し続けたいという個人投資家は「モトリーフール」のレポートで紹介されているような銘柄を参考にしながら、投資の勉強をすれば良いと思います。

モトリーフールのスペシャルフリーレポート(無料登録)はこちらからどうぞ

グッドラック。

【PR】バフェット太郎、YouTubeはじめました!

おかげ様でYouTubeを始めてまだ2週間、動画投稿数は4本しかありませんが、チャンネル登録者数1万人を突破しました!チャンネル登録してくださった皆さん、そしていつも視聴してくださってる皆さん、本当にありがとうございます!!

アニメーションを使いながら米国経済の”今”をわかりやすく解説していますので、お時間ある方はぜひ一度ご視聴ください!

次はチャンネル登録者数10万人目指して頑張ります!!
 


にほんブログ村 株ブログ 米国株へ
大変励みになります。今日も応援のポチお願いします 
SPONSORED LINK