バフェット太郎です。

米労働省が3月の雇用統計を発表しました。ただし、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)の影響が反映される前までのデータであるため、投資家らはこの結果を無視しています。言い方を変えれば、市場はすでに織り込んでいるということです。

【非農業部門雇用者数:2018-2020】
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非農業部門雇用者数は予想10万人減に対して、結果70万1000人減と、2010年9月以来9年半ぶりに減少に転じました。減少幅は金融危機直後の2009年3月以来の大きさとなりました。

【失業率:1988-2020】
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失業率は予想3.8%に対して、結果4.4%でした。上昇幅としては1975年以降で最大で、米経済のリセッション(景気後退)入りは確実です。

【サービスセクター】
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とりわけサービスセクターが悲惨で、レストランやバーを中心とした「レジャー・娯楽」が45万9000人減少しました。また、「小売業」は4万6000人減、「専門・企業サービス」は5万2000人減、「教育・医療」は7万6000人減と、サービスセクター全般で壊滅状態にあることがわかります。

【商品生産セクター】
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商品生産セクターは「建設業」が2万9000人減、「製造業」は1万8000人減でした。

新型コロナウイルスの感染拡大を巡って外出禁止令が発令したことで、レストランやバー、工場が閉鎖され、リモートワーク(自宅からの業務)が不可能な業種が大打撃を受けています。

オックスフォード・エコノミクスは5月までに2790万人が失業し、失業率は16%に達すると予想しています。これは、2007年12月~2009年3末までの景気後退局面における累計失業者数370万人の7倍規模であり、失業率は2009年11月の10.2%、そして戦後最悪を記録した1948年の10.8%を大きく上回る数字です。

【VIX(恐怖)指数:日足】
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多くの人々が悲観的になる中、投資家の不安心理を表すVIX指数は-8.07%の46.80まで低下しています。これは、イタリアやスペインで新規感染者数が峠を越えたことで、米国も近く峠を越えることが予想されているためです。

【イタリアの新規感染者数の推移】
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【スペインの新規感染者数の推移】
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【米国の新規感染者数の推移】
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(出所:Worldometer

4月3日の米国の新規感染者数は3万2284人と、はじめて3万人を突破しました。しかし、2003年のSARSの時もそうでしたが、香港で新規感染者数がピークをつけてそこから下落に転じると、新規感染者数が増えているのにも関わらず株価は上昇に転じました。

これは、株価とは景気の先行指標であり、将来を織り込むためです。つまり、新規感染者数がピークを付けるということは、感染危機収束を予見するものであり、すなわち将来景気拡大を示唆するものだからです。

従って、これから失業者の急増や企業業績の悪化といった悲観的なニュースが相次ぐ中で、米国株は二番底を目指して下値を固めていきます。これはつまり、多くの投資家にとって絶好の買い場であるということです。

そして、こういった買い場ではとりわけ普段割安にならない優良株を買っていきたいものです。ちなみに、どういった優良株を買っていけば良いのかについてですが、「優良企業の一部を忍耐強く保有することを推奨する」という強い主張を一貫して投資家に進言している「モトリーフール」を参考にすると良いと思います。

モトリーフール」 は1993年に、デビッド・ガードナー氏とトム・ガードナー氏の二人の兄弟によって設立され、投資関連ウェブサイトランキングでは、ウォールストリート・ジャーナルに次ぐ全米5位に位置する人気投資メディアです。

90年代半ば頃には三大投資ウェブメディアとして「モトリーフール」「ザ・ストリート・ドットコム」「マーケットウォッチ」が挙げられていました。

モトリーフールの由来はシェイクスピアの「お気に召すまま」からとっています。本書には、カラフルな色の服に身を包んだモトリーフール(宮廷の道化師)が王様の機嫌を損なうことなく(※自身の首を跳ねられることなく)真実を進言することができた唯一の人物として描かれています。

つまり、エコノミストやアナリストらが権威に屈し、忖度のある相場見通しを示しているのに対し、モトリーフールは権威に屈することなく真実を伝えることを信念とし、個人投資家にレポートを提供しているのです。

たとえば、スペシャルフリーレポートの「新型コロナウイルス相場で気をつけるべきことと、注目すべき米国株4銘柄」で紹介されている銘柄の中には、自信を持って保有できる優良配当株がいくつも紹介されています。

いずれも競争優位性の高いビジネスモデルを背景に、安定したキャッシュフローが期待できるため、忍耐強く保有し続けられる銘柄ばかりです。

そのため、これから一握りの優良株に投資して忍耐強く保有し続けたいという個人投資家は「モトリーフール」のレポートで紹介されているような銘柄を参考にしながら、投資の勉強をすれば良いと思います。

モトリーフールのスペシャルフリーレポート(無料登録)はこちらからどうぞ

グッドラック。

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