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バフェット太郎です。

「破綻確率は300万~800万年に一度しかない」

ソロモン・ブラザーズの副会長、ジョン・メリウェザーは、1993年にファンドを創設し、ノーベル経済学賞を受賞したマイロン・ショールズ教授とロバート・マートン教授を雇い、これから投資をする国のデフォルト確率を予測させました。

ファンドの名前は「LTCM(ロング・ターム・キャピタル・マネジメント」、投資先はロシア。LTCMは投資家から1300億ドルもの巨額の資金を集めましたが、それからわずか5年で解散しました。それは投資で大儲けしたからではなく、破綻確率300万~800万年のロシアがわずか5年でデフォルトしたためです。

あれから22年、コロナショックによる株価暴落は、統計学的に言えば「1600億年に一度の発生確率」だそうで、その確率を信じて油断していたのが「投資の帝王」レイ・ダリオです。

レイ・ダリオの旗艦ファンド「ピュアアルファ2」の運用成績は、年初来パフォーマンスが‐21%と大きく落ち込みました。

レイ・ダリオはかねてからオール・ウェザー(全天候型)のポートフォリオをデザインし、株式や債券、コモディティの各資産のリスクが均等になるように分散投資すれば、安定したリターンが期待できるとし、いかなる景気局面でも安定したリターンが見込めるとしたことから、「現金はゴミだ」とも発言していました。

しかし、コロナショックによる株式の大暴落は、債券や金などの安全資産の「換金売り」に繋がり、結果的にあらゆる資産が売られ、まさに「キャッシュ・イズ・キング(現金は王様)」だったのです。

このように、過去のデータは未来を正確に占わないばかりか、信じ込みすぎると投資家に致命的な打撃を与えかねません。LTCMもそうでしたが、そもそも全く同じ日など訪れないことを考えれば、明日も明後日も、数百万年に一度、あるいは数千億年に一度の日だと言えるのです。

従って、投資家は数字に惑わされないで、自分が理解できる範囲でシンプルな投資を心掛けた方が良さそうです。

かくいうバフェット太郎も、米連続増配高配当株10銘柄に分散投資していますが、どれも自分が理解できる銘柄ばかりです。そのため、暴落局面でも狼狽売りすることなく、保有し続けることができたことで、結果的に配当を再投資を続けることができ、次の強気相場に備えて着実に持ち株を増やしています。

一方で、あまり自分が理解できないような、将来有望株に投資してしまった投資家は、今回の暴落局面で狼狽売りに走ってしまったようです。

彼らは、事業の将来性よりも目先の業績や株価ばかり気にしてしまうので、長期保有することができないのです。結果的に、今回のような大暴落で、泣く泣く損切りせざるを得ないわけです。

従って、多くの個人投資家は自分の理解できる範囲内で一握りの優良株に投資し、配当を再投資し続けた方が賢明です。

ちなみに、どういった優良株を買っていけば良いのかについてですが、「優良企業の一部を忍耐強く保有することを推奨する」という強い主張を一貫して投資家に進言している「モトリーフール」を参考にすると良いと思います。

モトリーフール」 は1993年に、デビッド・ガードナー氏とトム・ガードナー氏の二人の兄弟によって設立され、投資関連ウェブサイトランキングでは、ウォールストリート・ジャーナルに次ぐ全米5位に位置する人気投資メディアです。

90年代半ば頃には三大投資ウェブメディアとして「モトリーフール」「ザ・ストリート・ドットコム」「マーケットウォッチ」が挙げられていました。

モトリーフールの由来はシェイクスピアの「お気に召すまま」からとっています。本書には、カラフルな色の服に身を包んだモトリーフール(宮廷の道化師)が王様の機嫌を損なうことなく(※自身の首を跳ねられることなく)真実を進言することができた唯一の人物として描かれています。

つまり、エコノミストやアナリストらが権威に屈し、忖度のある相場見通しを示しているのに対し、モトリーフールは権威に屈することなく真実を伝えることを信念とし、個人投資家にレポートを提供しているのです。

たとえば、スペシャルフリーレポートの「新型コロナウイルス相場で気をつけるべきことと、注目すべき米国株4銘柄」で紹介されている銘柄の中には、自信を持って保有できる優良配当株がいくつも紹介されています。

いずれも競争優位性の高いビジネスモデルを背景に、安定したキャッシュフローが期待できるため、忍耐強く保有し続けられる銘柄ばかりです。

そのため、これから一握りの優良株に投資して忍耐強く保有し続けたいという個人投資家は「モトリーフール」のレポートで紹介されているような銘柄を参考にしながら、投資の勉強をすれば良いと思います。

モトリーフールのスペシャルフリーレポート(無料登録)はこちらからどうぞ

グッドラック。

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