バフェット太郎です。
新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)が続く中、9日のNYダウ株式市場は前日比285.80ドル(1.22%)高の2万3719.37ドルと続伸して取引を終えました。
上昇した主な要因は、FRB(米連邦準備制度理事会)が一般企業に間接融資する緊急措置を発動したことに加えて、「禁じ手」とされる低格付け債の購入にも着手すると発表したためです。
また、米国で新型コロナウイルスの感染拡大がピークを打ち、収束に向かうとの期待感が高まっていることも相場の安心材料となりました。
【米国:新規感染者数の推移】

米国の新規感染者数の推移を眺めると、4月4日の3万4196人をピークに、そこから大きく増えていないことがわかります。
【NY州:新規入院患者数】

また、米国で最も感染者数が拡大しているNY州では、新規入院患者数が大幅に減少していることから、「外出禁止令」を発令したことで、着実に収束に向かっていることがわかります。
【ダウ平均:日足】

ダウ平均は3月の安値1万8213.65ドルから30.2%高の2万3719.37ドルと急反発していることから、暴落局面は終わったと楽観的な見方をしている投資家も少なくありません。
しかし、FRBによる緊急措置は明らかに米経済の心肺機能が停止しているような状態であることを示唆しているため、楽観は禁物です。
実際、イエレンFRB前議長は「米国の第2四半期(4-6月期)GDP成長率は30%超のマイナス成長に落ち込む」と予想したほか、IMF(国際通貨基金)のゲオルギエバ専務理事も「2020年の世界経済は1929年の世界大恐慌以来の落ち込みになる」と米国と世界が破滅的な打撃を受けることを予想しています。
さて、こうした中、FRBは2兆3000億ドルもの新たな緊急資金供給を発表しましたが、柱となるのが「禁じ手」とされるリスクの高い社債を購入するというもので、資金繰りが悪化している企業の格付けが引き下げられていることから、投機的格付けを意味する「BB(ダブルB)」まで購入対象を広げることが決定しました。
これまでFRBは、損失リスクのある社債の購入は認められていませんでしたが、先日の法改正で社債の購入が認められるようになったのです。ただし、FRBがリスクの高い投機的な社債を購入して損失を出せば、基軸通貨ドルの信認が揺らぐというデメリットもあります。
ただし、今回のコロナショックは世界同時不況であり、ドルに代わる通貨もないことから、ドルの代替通貨である金(ゴールド)に資金が流入する公算が大きいです。
【金先物価格:日足】

実際、金先物価格はこれまで1700ドルが心理的な壁となっていまいたが、これを上にブレイクアウトしたことで、一気に急騰する可能性が出てきました。
【S&P500種指数とFRBのバランスシート】

また、FRBが「無制限の量的緩和」に舵を切っていることは、長期的に見れば米国株のバブルを示唆しています。
FRBのバランスシートは3月に1兆6500億ドル(約178兆円)も増えており、市場に莫大な資金が供給されていることがわかります。過去を振り返ると、バランスシートの拡大に伴い株価が大きく上昇してきたことを考えれば、今回も同様に株価が上昇することが期待できます。
ただし、前述した通り、短期的に見れば世界経済は世界恐慌以来の落ち込みが予想されていることから、株価は再び瞬間的に暴落して「二番底」を目指すことが予想されます。
しかし、そうした局面こそ絶好の投資チャンスであり、優良株を少しずつ買い増すタイミングです。
ちなみに、どういった優良株を買っていけば良いのかについてですが、「優良企業の一部を忍耐強く保有することを推奨する」という強い主張を一貫して投資家に進言している「モトリーフール」を参考にすると良いと思います。
「モトリーフール」 は1993年に、デビッド・ガードナー氏とトム・ガードナー氏の二人の兄弟によって設立され、投資関連ウェブサイトランキングでは、ウォールストリート・ジャーナルに次ぐ全米5位に位置する人気投資メディアです。
90年代半ば頃には三大投資ウェブメディアとして「モトリーフール」「ザ・ストリート・ドットコム」「マーケットウォッチ」が挙げられていました。
モトリーフールの由来はシェイクスピアの「お気に召すまま
」からとっています。本書には、カラフルな色の服に身を包んだモトリーフール(宮廷の道化師)が王様の機嫌を損なうことなく(※自身の首を跳ねられることなく)真実を進言することができた唯一の人物として描かれています。
つまり、エコノミストやアナリストらが権威に屈し、忖度のある相場見通しを示しているのに対し、モトリーフールは権威に屈することなく真実を伝えることを信念とし、個人投資家にレポートを提供しているのです。
たとえば、スペシャルフリーレポートの「新型コロナウイルス相場で気をつけるべきことと、注目すべき米国株4銘柄」で紹介されている銘柄の中には、自信を持って保有できる優良配当株がいくつも紹介されています。
いずれも競争優位性の高いビジネスモデルを背景に、安定したキャッシュフローが期待できるため、忍耐強く保有し続けられる銘柄ばかりです。
そのため、これから一握りの優良株に投資して忍耐強く保有し続けたいという個人投資家は「モトリーフール」のレポートで紹介されているような銘柄を参考にしながら、投資の勉強をすれば良いと思います。
モトリーフールのスペシャルフリーレポート(無料登録)はこちらからどうぞ
グッドラック。
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新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)が続く中、9日のNYダウ株式市場は前日比285.80ドル(1.22%)高の2万3719.37ドルと続伸して取引を終えました。
上昇した主な要因は、FRB(米連邦準備制度理事会)が一般企業に間接融資する緊急措置を発動したことに加えて、「禁じ手」とされる低格付け債の購入にも着手すると発表したためです。
また、米国で新型コロナウイルスの感染拡大がピークを打ち、収束に向かうとの期待感が高まっていることも相場の安心材料となりました。
【米国:新規感染者数の推移】

米国の新規感染者数の推移を眺めると、4月4日の3万4196人をピークに、そこから大きく増えていないことがわかります。
【NY州:新規入院患者数】

また、米国で最も感染者数が拡大しているNY州では、新規入院患者数が大幅に減少していることから、「外出禁止令」を発令したことで、着実に収束に向かっていることがわかります。
【ダウ平均:日足】

ダウ平均は3月の安値1万8213.65ドルから30.2%高の2万3719.37ドルと急反発していることから、暴落局面は終わったと楽観的な見方をしている投資家も少なくありません。
しかし、FRBによる緊急措置は明らかに米経済の心肺機能が停止しているような状態であることを示唆しているため、楽観は禁物です。
実際、イエレンFRB前議長は「米国の第2四半期(4-6月期)GDP成長率は30%超のマイナス成長に落ち込む」と予想したほか、IMF(国際通貨基金)のゲオルギエバ専務理事も「2020年の世界経済は1929年の世界大恐慌以来の落ち込みになる」と米国と世界が破滅的な打撃を受けることを予想しています。
さて、こうした中、FRBは2兆3000億ドルもの新たな緊急資金供給を発表しましたが、柱となるのが「禁じ手」とされるリスクの高い社債を購入するというもので、資金繰りが悪化している企業の格付けが引き下げられていることから、投機的格付けを意味する「BB(ダブルB)」まで購入対象を広げることが決定しました。
これまでFRBは、損失リスクのある社債の購入は認められていませんでしたが、先日の法改正で社債の購入が認められるようになったのです。ただし、FRBがリスクの高い投機的な社債を購入して損失を出せば、基軸通貨ドルの信認が揺らぐというデメリットもあります。
ただし、今回のコロナショックは世界同時不況であり、ドルに代わる通貨もないことから、ドルの代替通貨である金(ゴールド)に資金が流入する公算が大きいです。
【金先物価格:日足】

実際、金先物価格はこれまで1700ドルが心理的な壁となっていまいたが、これを上にブレイクアウトしたことで、一気に急騰する可能性が出てきました。
【S&P500種指数とFRBのバランスシート】

また、FRBが「無制限の量的緩和」に舵を切っていることは、長期的に見れば米国株のバブルを示唆しています。
FRBのバランスシートは3月に1兆6500億ドル(約178兆円)も増えており、市場に莫大な資金が供給されていることがわかります。過去を振り返ると、バランスシートの拡大に伴い株価が大きく上昇してきたことを考えれば、今回も同様に株価が上昇することが期待できます。
ただし、前述した通り、短期的に見れば世界経済は世界恐慌以来の落ち込みが予想されていることから、株価は再び瞬間的に暴落して「二番底」を目指すことが予想されます。
しかし、そうした局面こそ絶好の投資チャンスであり、優良株を少しずつ買い増すタイミングです。
ちなみに、どういった優良株を買っていけば良いのかについてですが、「優良企業の一部を忍耐強く保有することを推奨する」という強い主張を一貫して投資家に進言している「モトリーフール」を参考にすると良いと思います。
「モトリーフール」 は1993年に、デビッド・ガードナー氏とトム・ガードナー氏の二人の兄弟によって設立され、投資関連ウェブサイトランキングでは、ウォールストリート・ジャーナルに次ぐ全米5位に位置する人気投資メディアです。
90年代半ば頃には三大投資ウェブメディアとして「モトリーフール」「ザ・ストリート・ドットコム」「マーケットウォッチ」が挙げられていました。
モトリーフールの由来はシェイクスピアの「お気に召すまま
つまり、エコノミストやアナリストらが権威に屈し、忖度のある相場見通しを示しているのに対し、モトリーフールは権威に屈することなく真実を伝えることを信念とし、個人投資家にレポートを提供しているのです。
たとえば、スペシャルフリーレポートの「新型コロナウイルス相場で気をつけるべきことと、注目すべき米国株4銘柄」で紹介されている銘柄の中には、自信を持って保有できる優良配当株がいくつも紹介されています。
いずれも競争優位性の高いビジネスモデルを背景に、安定したキャッシュフローが期待できるため、忍耐強く保有し続けられる銘柄ばかりです。
そのため、これから一握りの優良株に投資して忍耐強く保有し続けたいという個人投資家は「モトリーフール」のレポートで紹介されているような銘柄を参考にしながら、投資の勉強をすれば良いと思います。
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