バフェット太郎です。

日用品世界最大手のプロクター＆ギャンブル（PG）が第3四半期決算を発表しました。内容はまちまちでした。

EPSは予想1.13ドルに対して、結果1.17ドルと予想を上回りました。

売上高は予想173億1000万ドルに対して、結果172億1000万ドルと予想を下回りました。

2020年の通期売上高見通しは旧ガイダンス+4～5％に対して、新ガイダンス+3～4％と下方修正しました。

2020年の通期EPS見通しは旧ガイダンス+8～11％を堅持しました。

【部門別売上高構成比】

プロクター＆ギャンブルは五つの事業に分かれていますが、主に「ファブリック＆ホームケア（洗剤＆日用品）：34％」「ベビー・フェミニン＆ファミリーケア（ベビー・女性＆介護用品）：27％」「ビューティー（化粧品）：18％」の三大部門で売上高全体のおよそ8割を占めています。

【部門別：本源的販売数量と本源的売上高（対前年比）】

（※本源的=買収・売却や為替相場などの影響を除いた売上高）

【部門別：売上高の前年同期比】

「化粧品」の売上高は+1％と、前四半期の+8％から大きく鈍化しました。これは、新型コロナウイルスのパンデミック（世界的大流行）を受けて、アジア市場での売上高が大きく落ち込んだためです。

「ファブリック＆ホームケア」の売上高は+10％と、前四半期の+5％から大きく増加しました。これは北米とヨーロッパで消費者の需要が増加したほか、高単価のプレミアム製品が好調だったためです。

「ベビー・フェミニン＆ファミリーケア」の売上高は+7％と前四半期の+1％から大きく増加しました。これは、新型コロナウイルスのパンデミック（世界的大流行）を受けて、生理用品やオムツなどが好調だったためです。

【部門別営業利益率】

部門別営業利益率は「ビューティー」が18.2％と、前四半期の29.8％から大きく悪化しました。その一方でベビー・フェミニン＆ホームケアは24.6％と、前四半期の23.5％から1.1％ポイント改善しました。

【プロクター＆ギャンブル（PG）；2000-2020】

コロナショックの中、プロクター＆ギャンブルの株価は直近の高値128.09ドルから3.1％安の124.69ドルに留まるなど底堅く推移しています。

また、長期の上昇トレンドチャネルを堅持していることから、まだしばらく株価の上昇基調が続きそうです。

グッドラック。

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