バフェット太郎です。

「コロナショック」による株価の急落を受けて、これから株式投資を始めてみようと考えている人の中には「一体に何に投資すればいいの?」と疑問に思っている人も少なくないと思います。

投資の世界では「S&P500インデックスファンドに投資して配当を再投資しろ」というのが賢明な選択のひとつとして知られていますから、多くの個人投資家はS&P500インデックスファンドに投資すれば良いと思います。

ただし、S&P500インデックスファンドに投資したとしても、常に最高のパフォーマンスが期待できるわけではなく、特定の投資対象や投資スタイルに何年も渡って負け続けるということは頻繁に起こります。

実際、過去を振り返れば1930年代、1960年代におよそ20年近くS&P500インデックスファンドは低迷しましたし、1990年代後半から2000年代後半にかけて米国株は新興国株や債券、金を大幅にアンダーパフォームしました。

この時、多くの投資家は”そっち”に投資すれば良かったと後悔するわけですが、長期的なパフォーマンスはS&P500インデックスファンドへの投資が優れているため、誰も将来を正確に見通すことができないことを考えれば、S&P500インデックスファンドに長期投資した方が”マシ”な結果が得られると思います。

また、仮にタイミングよく売買することができたとしても、別の投資機会で失敗してしまったりするため、必ずしも期待通りのパフォーマンスが約束されているわけではありません。

従って、市場が効率的であり続ける限り、多くの個人投資家にとってS&P500インデックスファンドに投資して配当を再投資し続けることが最適解となり得ます。

しかし、こうした投資スタイルは一見シンプルで簡単そうに見えるものの、長く続けることは困難です。なぜなら、ゆっくりとしたペースでしか資産を増やすことができませんし、何よりも退屈だからです。

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そのため、楽しみながら運用したいと考える人は、「老後資金に備えた投資」と「趣味としての投資」をわけて運用しても良いと思います。たとえば、金融資産全体の80%を「老後資金に備えた投資」で運用する一方、20%の資金を「趣味としての投資」に振り分け、仮想通貨や金、新興国株など、自分が楽しめるものに投資しても良いと思います。

別に他人のお金を預かって運用しているわけではありませんし、パフォーマンスを誰かと競う必要もありません。金融資産全体の80%はS&P500インデックスファンドなど堅実な運用で老後資金に備えているわけですから何ら問題ないはずです。また、あまりにもハイリスクな投資対象ではない限り、評価額がゼロになるわけではありませんし、場合によっては市場平均以上の値上がり益が期待できるかもしれません。

そのため、これから投資を始めてみようと考えている人は「老後資金に備えた投資」としてS&P500インデックスファンドに投資し、資産運用に慣れてきて楽しみながら運用したいなと考え始めている経験者は「趣味としての投資」として、資産の20%までと決めて好き勝手に投資しても良いと思います。

(※20%と予め決めておかないと、際限のない投機に走ってしまう可能性があるので注意してください。また、20%はひとつの目安であり、リスク許容度の低い投資家は10%程度に留めておいた方が良いかもしれません。)

グッドラック。

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