バフェット太郎です。
全人代(全国人民代表大会)の軍代表会議で、習近平国家主席は「『底線思考』を堅持し、国家の主権と安全、発展の利益を守らなければならない」と危機感を募らせました。「底線思考」というのは、「(戦争などの)最悪の事態に備えよ」という意味です。
歴史を振り返れば、覇権国とそれに挑む新興国の対立は、折り合うことはできず、結果的に戦争に発展しています。これを「トゥキディデスの罠」といって、米政治学者グレアム・アリソン教授によれば、過去500年間にあった16例のうち、戦争を回避したのは4例にすぎず、多くは戦争に至ったとのこと。
【覇権国と新興国の歴史】
なぜ、覇権国と新興国は最終的に戦争に至るのかと言うと、これは台頭国は他国からの承認や敬意を求める「新興国症候群」に陥る一方で、覇権国は衰退への懸念から新興国に対して恐怖や不安を抱く「覇権国症候群」に陥るからです。
古代ギリシャの歴史家トゥキディデスが2500年前のペロポネソス戦争について、「アテネの台頭と、それによってスパルタが抱いた不安が、戦争を不可避にした」と記したように、今回も戦争を回避することができないかもしれません。ちなみに、過去16例のうち12例で戦争が起きていたことを考えれば、軍事衝突する確率は75%です。
中国はかねてからウイグルやチベット、南モンゴルにおける民族浄化と人権弾圧を繰り返しているほか、南シナ海では行政区を設けるなど実効支配を強めていて、その一方でホワイトハウスは「外交が無益であると分かれば、中国への圧力を強化し、必要な行動をとる」と強烈な不満を表明し、中国が「香港国家安全法」を制定する方針を採択したことについては「極めて大きな過ち」と非難しています。
こうしたことから、米中関係が一層激化することは必至で、地政学的リスクと反グローバル化への懸念が高まります。
グッドラック。
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歴史を振り返れば、覇権国とそれに挑む新興国の対立は、折り合うことはできず、結果的に戦争に発展しています。これを「トゥキディデスの罠」といって、米政治学者グレアム・アリソン教授によれば、過去500年間にあった16例のうち、戦争を回避したのは4例にすぎず、多くは戦争に至ったとのこと。
【覇権国と新興国の歴史】
なぜ、覇権国と新興国は最終的に戦争に至るのかと言うと、これは台頭国は他国からの承認や敬意を求める「新興国症候群」に陥る一方で、覇権国は衰退への懸念から新興国に対して恐怖や不安を抱く「覇権国症候群」に陥るからです。
古代ギリシャの歴史家トゥキディデスが2500年前のペロポネソス戦争について、「アテネの台頭と、それによってスパルタが抱いた不安が、戦争を不可避にした」と記したように、今回も戦争を回避することができないかもしれません。ちなみに、過去16例のうち12例で戦争が起きていたことを考えれば、軍事衝突する確率は75%です。
中国はかねてからウイグルやチベット、南モンゴルにおける民族浄化と人権弾圧を繰り返しているほか、南シナ海では行政区を設けるなど実効支配を強めていて、その一方でホワイトハウスは「外交が無益であると分かれば、中国への圧力を強化し、必要な行動をとる」と強烈な不満を表明し、中国が「香港国家安全法」を制定する方針を採択したことについては「極めて大きな過ち」と非難しています。
こうしたことから、米中関係が一層激化することは必至で、地政学的リスクと反グローバル化への懸念が高まります。
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