バフェット太郎です。

11日のNYダウ株式市場は、前日比1861.82ドル(6.90%)安の2万5128.17ドルと暴落し、史上4番目の下げ幅を記録しました。

暴落した主な要因は、新型コロナウィルスの感染「第2波」と景気回復の遅れに懸念が強まったことにより、リスク回避の姿勢が鮮明になったためです。

【ダウ平均:日足】
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ダウ平均は200日移動平均線を割り込み、50日移動平均線の2万4248.71ドルをターゲットに下落する公算が大きいです。

新型コロナウィルスの感染「第2波」を巡っては、米東部ニューヨーク州を中心に新規感染者数が減少傾向にあるなど、米州全体でも減少傾向にあるものの、西部カリフォルニア州や南部テキサス州など一部の州で新規感染者数が増加傾向にあるなど「第2波」が加速しています。

【米国の新規感染者数の推移】
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米国全体としては、緩やかな減少傾向にあります。

【カリフォルニア州の新規感染者数の推移】
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カリフォルニア州は右肩上がりに感染者数が増加しています。

【VIX(恐怖)指数:日足】
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こうした中、投資家の不安心理を表す恐怖指数は前日比47.95%高の40.79と大暴騰しました。通常、20を上回ると先行きへの警戒が強まったと解釈され、40を上回るとマーケットがクラッシュ(崩壊)していると解釈されます。

こうしたことから、マーケットは短期的に見れば不安定な展開になることが予想されるものの、長期的に見ればFRB(米連邦準備理事会)による金融緩和を支えに株高基調は続くと思います。

【S&P500種指数とFRBのバランスシートの推移】
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FRBバランスシートは6月3日に7兆ドルを超えたわけですが、今後も引き続き米国債を月800億ドル、MBS(住宅ローン担保証券)を月400億ドルを目安に買い入れることが予想されています。

過去を振り返ると、量的緩和は必ず株価を押し上げてきたので、今回も量的緩和を支えに株価は上昇し続ける公算が大きいです。ただし、金融緩和が続く間、暴落も調整局面も訪れないというわけではありません。

【ダウ平均:2007-2016末】
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たとえば、2008年の金融危機後、FRBは米史上初となるゼロ金利政策に踏み切ったわけですが、この間、2010年に12%安、2011年に19%安、2012年に10%安と、10~20%程度の暴落は毎年のように起きました。

そのため、今回の調整局面で50日移動平均線である2万4248.71ドルまで下落したとしても、下落幅は12%安に留まり、想定内の調整で終わることが予想されます。また、仮に20%安となったとしてもダウ平均は2万2000ドルまでしか下がらず、3月23日の安値1万8213ドルには遠く及びません。

こうしたことから、長期的に見れば目先の調整局面は「押し目買いのチャンス」であり、株価の長期低迷に備えて株を投げ売りするようなタイミングではありません。

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