バフェット太郎です。

17日のNYダウ株式市場は前日比170.39ドル(0.65%)安の2万6119.61ドルと下落して取引を終えました。下落した主な要因は、一部の州で新型コロナウイルス感染者数の増加傾向が続いていることで、新たな抑制措置実施への懸念が広がったためです。

【カリフォルニア州】
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カリフォルニア州の17日の新規感染者数は4179人と、同州で過去最悪を記録するなど感染危機の収束が見えていません。

【フロリダ州】
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フロリダ州は16日に2783人と、同州で過去最悪を記録しました。

【テキサス州】
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テキサス州も16日に4413人と同州で過去最悪を記録しました。

【米国】
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ニューヨーク州など新型コロナウイルスが大流行した大都市で収束の兆しが見えていることから、米国全体では横ばいとなっていますが、収束の兆しが一向に見えないことから感染危機は長期化するとの懸念が高まっています。

とはいえ、「推定感染者数」は一貫して減少傾向にあることから、感染「第2波」への懸念はそれほど高まっているとは言えません。

【推定感染者数と新規感染者と検査数】
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「推定感染者数」というのは、実際は感染しているものの、検査をしていないことから新規感染者数にカウントされていない推定の感染者数のことです。

たとえば、3月と4月は検査体制が整っていなかったことから、一日で検査できる上限を上回っており、感染者が病院で検査を受けることができずに、自宅療養で回復してしまうといったことが考えられるのです。

また、症状が軽かったり無症状患者が病院に行かずに完治してしまうこともあるので、確認できる感染者数と実際の感染者数では大きく乖離しているのです。

こうしたことから、検査数や陽性率を加味した推定感染者数の推移を眺めると、3月をピークに一貫して減少傾向にあることがわかります。実際、一日当たりの検査数は増えているのにも関わらず、新規感染者数の数は増えていません。

そのため、新規感染者数は感染者数が増加しているとは必ずしも言えないんです。ただし、9月以降の推定感染者数の推移を見ると、緩やかに増加基調になることから、「第2波」のリスクがないとは言い切れません。

また、人々が安心して外出ができないことから、経済がコロナショック前までに戻るには相当の時間を要すると考えられ、小売や航空、ホテル、レジャー関連の企業の業績はしばらく低迷することが予想されます。

ただし、これは必ずしも株価が低迷することを意味しません。

FRBは無制限の量的緩和を実施していますから、ダブついたドルが株式市場に流入するので、株価だけは下がりようがないのです。

【S&P500種指数とFRBのバランスシート】
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事実、量的緩和が実施された期間(緑)は必ず株価が上昇しています。

従って、投資家は「二番底」を過度に警戒する必要はなく、株を買ったり売ったりする必要もなく、一握りの優良株やS&P500インデックスファンドを長期で保有し続けるのが賢明です。

ちなみに、一握りの優良株というのは、コカ・コーラ(KO)やプロクター&ギャンブル(PG)など安定したキャッシュフローが見込める銘柄のことであるわけですが、そういった銘柄を探したいなら米国株専門の投資情報サイト「モトリーフール」が参考になると思います。

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グッドラック。 

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