バフェット太郎です。
2015年12月末から2020年6月末までのバフェット太郎10種とS&P500ETF(IVV)のトータルリターンを比較した推移は以下の通りです。
【バフェット太郎10種とS&P500ETF(IVV)のトータルリターン】

バフェット太郎10種:+44.4%
S&P500ETF(IVV):+65.9%
S&P500ETFのトータルリターンが+65.9%だったのに対して、バフェット太郎10種は+44.4%とS&P500ETFを21.6%ポイント下回りました。
これは株式市場がハイテク株を中心にV字回復する中で、バフェット太郎が保有するディフェンシブ銘柄の多くが出遅れているためです。
【S&P500ETFと生活必需品ETF】

たとえば、生活必需品株ETFのバンガード・米国生活必需品セクター・ETF(VDC)とS&P500ETF(IVV)を同期間比較した場合、生活必需品株ETFは117と、S&P500ETFの154を37%ポイントも下回っています。
バフェット太郎10種の半分は生活必需品株ですから、ハイテク株主導の強気相場では市場平均から遅れを取りやすいです。ただし、バフェット太郎が実践する「連続増配高配当株投資戦略」とは、株価が低迷している局面で愚直に配当を再投資し、景気サイクルを二度三度超えてから本領を発揮するものなので、今こそ愚直に配当を再投資しなければならないのです。
言い方を変えれば、ソッコーでお金持ちになりたい人には不向きな投資戦略です。
【6月の騰落率】
6月の騰落率はS&P500種指数が+1.8%だったのに対して、バフェット太郎10種の平均騰落率は-2.4%でした。
米国株式市場はFRB(米連邦準備制度理事会)によるゼロ金利政策と量的緩和策を受けて金融相場入りしていて、これは高PER株の追い風になることを意味します。
また、パウエル議長は「少なくとも2022年末までゼロ金利政策を維持する」と表明しているほか、毎月米国債を800億ドル、MBS(住宅ローン担保証券)を400億ドル買い入れることも表明しているため、米国株式市場はバブル相場になる公算が大きいです。
これは資産運用をしている人としていない人との間で、格差がますます拡大することを意味するため、いつまでも資産運用を始めないのは間違いですし、いつまでも二番底を待って現金比率を高めておくのも間違いです。
【配当貴族指数vsS&P500種指数のトータルリターン】

このチャートは過去30年にわたって、20年以上連続で増配している銘柄で構成された配当貴族指数とS&P500種指数の配当再投資込みのトータルリターンの推移を表しています。
ここでわかることは、配当貴族指数が一貫してS&P500種指数を上回っていたわけではないということ、そして、景気サイクルを二度三度乗り越える度に配当貴族指数のパフォーマンスが加速しているということです。
また、1999年に配当貴族指数とS&P500種指数は最大で一時200%ポイントの差が生まれていたこともわかります。つまり、現在バフェット太郎10種はS&P500種指数に21.6%ポイント下回っているわけですが、それは想定の範囲内なのです。
ですから、長期投資を実践している投資家は愚直に配当を再投資し続ける必要があるわけです。
とはいえ、強気相場で他人がどんどん資産を増やしている中で、自分だけが資産を増やせないことに耐え続けられる人は決して多くはありません。(だからこそ誰も長期投資なんてできないわけですが。)
実際、90年代後半のドットコムバブルでは著名投資家ウォーレン・バフェット氏も「まるで自分だけが時代から取り残されたように感じた」と後に述べています。
そのため、個人投資家は老後資金の備えとして、ポートフォリオの80%をS&P500インデックスファンドや一握りの優良株に投資しつつ、残りの20%を「趣味としての投資」として、グロース株やモメンタム株、新興国株、日本株、仮想通貨、FX、CFD、デイトレをするなど、時代を見極めながら、そして楽しみながら運用するのが良いと思います。
グッドラック。
【PR】YouTube『バフェット太郎の投資チャンネル』は毎週、月曜・水曜・土曜の18時にアップされます。日本一わかりやすい投資・経済専門番組を目指していきますので、チャンネル登録ぜひよろしくお願いします!!
2015年12月末から2020年6月末までのバフェット太郎10種とS&P500ETF(IVV)のトータルリターンを比較した推移は以下の通りです。
【バフェット太郎10種とS&P500ETF(IVV)のトータルリターン】

バフェット太郎10種:+44.4%
S&P500ETF(IVV):+65.9%
S&P500ETFのトータルリターンが+65.9%だったのに対して、バフェット太郎10種は+44.4%とS&P500ETFを21.6%ポイント下回りました。
これは株式市場がハイテク株を中心にV字回復する中で、バフェット太郎が保有するディフェンシブ銘柄の多くが出遅れているためです。
【S&P500ETFと生活必需品ETF】

たとえば、生活必需品株ETFのバンガード・米国生活必需品セクター・ETF(VDC)とS&P500ETF(IVV)を同期間比較した場合、生活必需品株ETFは117と、S&P500ETFの154を37%ポイントも下回っています。
バフェット太郎10種の半分は生活必需品株ですから、ハイテク株主導の強気相場では市場平均から遅れを取りやすいです。ただし、バフェット太郎が実践する「連続増配高配当株投資戦略」とは、株価が低迷している局面で愚直に配当を再投資し、景気サイクルを二度三度超えてから本領を発揮するものなので、今こそ愚直に配当を再投資しなければならないのです。
言い方を変えれば、ソッコーでお金持ちになりたい人には不向きな投資戦略です。
【6月の騰落率】

6月の騰落率はS&P500種指数が+1.8%だったのに対して、バフェット太郎10種の平均騰落率は-2.4%でした。
米国株式市場はFRB(米連邦準備制度理事会)によるゼロ金利政策と量的緩和策を受けて金融相場入りしていて、これは高PER株の追い風になることを意味します。
また、パウエル議長は「少なくとも2022年末までゼロ金利政策を維持する」と表明しているほか、毎月米国債を800億ドル、MBS(住宅ローン担保証券)を400億ドル買い入れることも表明しているため、米国株式市場はバブル相場になる公算が大きいです。
これは資産運用をしている人としていない人との間で、格差がますます拡大することを意味するため、いつまでも資産運用を始めないのは間違いですし、いつまでも二番底を待って現金比率を高めておくのも間違いです。
【配当貴族指数vsS&P500種指数のトータルリターン】

このチャートは過去30年にわたって、20年以上連続で増配している銘柄で構成された配当貴族指数とS&P500種指数の配当再投資込みのトータルリターンの推移を表しています。
ここでわかることは、配当貴族指数が一貫してS&P500種指数を上回っていたわけではないということ、そして、景気サイクルを二度三度乗り越える度に配当貴族指数のパフォーマンスが加速しているということです。
また、1999年に配当貴族指数とS&P500種指数は最大で一時200%ポイントの差が生まれていたこともわかります。つまり、現在バフェット太郎10種はS&P500種指数に21.6%ポイント下回っているわけですが、それは想定の範囲内なのです。
ですから、長期投資を実践している投資家は愚直に配当を再投資し続ける必要があるわけです。
とはいえ、強気相場で他人がどんどん資産を増やしている中で、自分だけが資産を増やせないことに耐え続けられる人は決して多くはありません。(だからこそ誰も長期投資なんてできないわけですが。)
実際、90年代後半のドットコムバブルでは著名投資家ウォーレン・バフェット氏も「まるで自分だけが時代から取り残されたように感じた」と後に述べています。
そのため、個人投資家は老後資金の備えとして、ポートフォリオの80%をS&P500インデックスファンドや一握りの優良株に投資しつつ、残りの20%を「趣味としての投資」として、グロース株やモメンタム株、新興国株、日本株、仮想通貨、FX、CFD、デイトレをするなど、時代を見極めながら、そして楽しみながら運用するのが良いと思います。
グッドラック。
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