バフェット太郎です。

コロナ禍の中、米国ではミレニアル世代とZ世代(現在の20代~40代)を中心にデイトレブームが巻き起こっていますが、それは韓国でも起きているそうです。

【個人投資家による買越額・売越額】
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(出典:ウォール・ストリート・ジャーナル

米経済専門紙ウォール・ストリート・ジャーナルによれば、韓国の個人投資家による買越額は約39兆ウォンにも上り、過去20年で最大であるほか、2018年の約11兆ウォンのおよそ4倍に匹敵しています。

韓国の株式市場で若年層がこぞって株式市場に参入している背景には、逆説的ではあるけれど、悲観的な経済見通しにあります。

韓国で実施された世論調査によれば、大半の若者が自国経済が今よりよくなることはなく悪化する一方だと考えているそうです。これは、自身の収入が低いだけでなく会社の先輩の年収も低いことから、将来の先行き見通しに楽観的になれないからです。

こうした中で、自身の収入を増やすには株式市場でデイトレードするしかないと考えている若者は決して少なくなく、YouTubeやインスタグラムで活躍するインフルエンサーの後押しもあって、こぞって参入しているようです。

ただし、若年層の多くはわずかな手元資金しかありませんから、それで稼ごうとすれば、当然信用取引をするしかほかなく、ギャンブル性の強い投機に走るしか他ありません。

デイトレブームはかつて日本でも起こり、2003年から2006年のライブドアショックにかけて多くの若者がデイトレに熱狂していました。それで億り人になった人もいますが、その後資産を溶かした人も多く、当時、億り人になった投資家がその後の10年でさらに資産を増やしたという人はそれほど多くはないようです。

さて、米国でも韓国でもデイトレがブームなら、おそらく日本でもデイトレがブームになると思います。それを「バブルだ」と指摘してただ眺めるだけなのもいいですが、バブルというのは、数カ月で終わるのではなく、何年も続く傾向がるあることを考えると、バブルに乗らないのは莫大な機会損失にもつながります。

もちろん、金融資産のほとんどはインデックスファンドに投資するなど堅実な運用を続けるべきですが、時代のサイクルに乗るために、少しだけ資金をリスクの高い資産い振り分けてもいいと思います。

ちなみに、米国や韓国ではハイテク株やバイオ株に資金が集まっています。

グッドラック。  

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