バフェット太郎です。
6日のNYダウ株式市場は前日比459.67ドル(1.78%)高の2万6287.03ドルと大きく上昇しました。
この日発表されたISM非製造業景況指数が予想50.1に対して、結果57.1と予想を大きく上回り、コロナショック前の水準まで回復したことが好感されました。
【米ISM非製造業景況指数】
そもそも、ISM非製造業景況とはサービス業の購買担当者から見た景況感を表したもので、米民間経済のおよそ7割をサービス業が占めていることから、指数の重要度は高いです。
指数を見る上で注意すべきことは、トレンド(方向性)ではなく位置を見るということです。つまり、トレンドが上向きであるとか下向きであるというのは関係なく、景気拡大と縮小の分かれ目となる50を上回っているのか、あるいは下回っているのかに注目しなければならないということです。
今回、57.1は景気判断の分かれ目となる50を大きく上回っていることから、米経済が再び景気拡大期を迎えていると言えます。
【ISM非製造業景況指数】
「事業活動」は66と、前月の41から25ポイント上昇しました。予想は49.0でした。
「新規受注」は61.6と、前月の41.9から19.7ポイント上昇しました。
「雇用」は43.1と、前月の31.8から11.3ポイント上昇しました。
「在庫」は60.7と、前月の48.0から12.7ポイント上昇しました。
「価格」は62.4と、前月の55.6から6.8ポイント上昇しました。
【S&P500種指数:日足】
S&P500種指数は移動平均線をサポート(下値支持線)に反発していて、二番底のリスクが消えつつあります。
さて、コロナショックを受けて大暴落した3月、投資家の中には狼狽売りに走ったり、あるいは現金比率の高い投資家は「買い向かうタイミングではない」として二番底を待っていたけれど、今は「次の強気相場に乗れないリスク」の方が強まっています。
こうした失敗を避けるためには、アセットアロケーション(資産配分)を意識することで避けられます。
【アセットアロケーション】
たとえば、株式60%、債券20%、REIT5%、コモディティ5%、現金10%といったアセットアロケーションを組んだ場合、株価が急落する局面では株式の割合が低下する一方で、債券や現金などの安全資産の割合が上昇しますから、債券を一部売却して株式の購入に充てることで、適正なアセットアロケーションに戻すということです。
こうすることで、必要以上に株を売却したり、あるいは必要以上の現金を持つということもなくなります。
ただし、こうしたリバランス(配分調整)は定期的にやるもので、毎週のようにやる必要はありません。たとえば、半年に一度、一年に一度といったように、予めいつリバランスを実行するかを決めるのが良いです。
ですから、今回のコロナショックのような瞬間的な暴落局面においては、債券を売って株式を買い増すということはできませんが、狼狽売りに走るという失敗は回避できます。
このように、資産運用というのは機械的に実行するもので、相場の変動に右往左往する必要はありません。
グッドラック。
【PR】YouTube『バフェット太郎の投資チャンネル』は毎週、月曜・水曜・土曜の18時にアップされます。日本一わかりやすい投資・経済専門番組を目指していきますので、チャンネル登録ぜひよろしくお願いします!!
6日のNYダウ株式市場は前日比459.67ドル(1.78%)高の2万6287.03ドルと大きく上昇しました。
この日発表されたISM非製造業景況指数が予想50.1に対して、結果57.1と予想を大きく上回り、コロナショック前の水準まで回復したことが好感されました。
【米ISM非製造業景況指数】
そもそも、ISM非製造業景況とはサービス業の購買担当者から見た景況感を表したもので、米民間経済のおよそ7割をサービス業が占めていることから、指数の重要度は高いです。
指数を見る上で注意すべきことは、トレンド(方向性)ではなく位置を見るということです。つまり、トレンドが上向きであるとか下向きであるというのは関係なく、景気拡大と縮小の分かれ目となる50を上回っているのか、あるいは下回っているのかに注目しなければならないということです。
今回、57.1は景気判断の分かれ目となる50を大きく上回っていることから、米経済が再び景気拡大期を迎えていると言えます。
【ISM非製造業景況指数】
「事業活動」は66と、前月の41から25ポイント上昇しました。予想は49.0でした。
「新規受注」は61.6と、前月の41.9から19.7ポイント上昇しました。
「雇用」は43.1と、前月の31.8から11.3ポイント上昇しました。
「在庫」は60.7と、前月の48.0から12.7ポイント上昇しました。
「価格」は62.4と、前月の55.6から6.8ポイント上昇しました。
【S&P500種指数:日足】
S&P500種指数は移動平均線をサポート(下値支持線)に反発していて、二番底のリスクが消えつつあります。
さて、コロナショックを受けて大暴落した3月、投資家の中には狼狽売りに走ったり、あるいは現金比率の高い投資家は「買い向かうタイミングではない」として二番底を待っていたけれど、今は「次の強気相場に乗れないリスク」の方が強まっています。
こうした失敗を避けるためには、アセットアロケーション(資産配分)を意識することで避けられます。
【アセットアロケーション】
たとえば、株式60%、債券20%、REIT5%、コモディティ5%、現金10%といったアセットアロケーションを組んだ場合、株価が急落する局面では株式の割合が低下する一方で、債券や現金などの安全資産の割合が上昇しますから、債券を一部売却して株式の購入に充てることで、適正なアセットアロケーションに戻すということです。
こうすることで、必要以上に株を売却したり、あるいは必要以上の現金を持つということもなくなります。
ただし、こうしたリバランス(配分調整)は定期的にやるもので、毎週のようにやる必要はありません。たとえば、半年に一度、一年に一度といったように、予めいつリバランスを実行するかを決めるのが良いです。
ですから、今回のコロナショックのような瞬間的な暴落局面においては、債券を売って株式を買い増すということはできませんが、狼狽売りに走るという失敗は回避できます。
このように、資産運用というのは機械的に実行するもので、相場の変動に右往左往する必要はありません。
グッドラック。
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