バフェット太郎です。
小売り世界最大手のウォルマート(WMT)が「ウォルマート+(プラス)」を開始すると発表しました。
「ウォルマート+」は「アマゾン・プライム」のような有料会員サービスで、年間98ドルで食料雑貨の当日配達のほか、ガソリンスタンドでの値引き、さらにお買い得商品の早期購入などの特典があるそうです。
有料会員サービスで先行しているアマゾン・ドットコム(AMZN)の「アマゾン・プライム」の年会費は119ドル、2日間無料配達、食料雑貨やその他一部商品の当日配達のほか、映画・テレビ番組や音楽配信、傘下の食料雑貨店ホール・フーズでの値引きサービスなどがあります。
また、米ITニュースサイトのリコードによれば「アマゾン・プライム」は1億5000万人もの会員を抱えていると見られていて、「アマゾン・プライム」より21ドル安い「ウォルマート+」がどこまでシェアを奪うことができるかが注目されています。
ちなみに、ウォルマートは生鮮食品といった生活必需品に強みを持つ一方で、アマゾンは本や映画・テレビ番組、音楽配信などのエンターテインメントに強みを持っていますから、主婦がいる家族世帯ほど「ウォルマート+」を、若年層や単身世帯ほど「アマゾン・プライム」を利用するなど顧客の棲み分けが進むことが期待されます。
【ウォルマート(WMT):週足】
「ウォルマート+」開始の発表を好感して、株価は前日比6.78%高と急騰しました。また、50週移動平均線をサポートライン(下値支持線)に反発したことから、2016年から続く強気のトレンドチャネルを引き続き維持する公算が大きいです。
目先は135ドル水準のレジスタンス(上値抵抗線)をターゲットに上昇し、それを上にブレイクアウトできるかどうかが試されます。
【ウォルマート(WMT)のキャッシュフロー推移】

ちなみに、ウォルマートのキャッシュフローの推移を眺めると、本業の儲けを表す営業キャッシュフローが横ばいで推移していることがわかります。つまり、株価は業績以上に買われていることを意味します。
言い方を変えれば、ウォルマートのネット通販事業への期待が高まっていることを意味しており、株価はEC事業の行方次第で急落するリスクがあります。
グッドラック。
【PR】YouTube『バフェット太郎の投資チャンネル』は毎週、月曜・水曜・土曜の18時にアップされます。日本一わかりやすい投資・経済専門番組を目指していきますので、チャンネル登録ぜひよろしくお願いします!!
小売り世界最大手のウォルマート(WMT)が「ウォルマート+(プラス)」を開始すると発表しました。
「ウォルマート+」は「アマゾン・プライム」のような有料会員サービスで、年間98ドルで食料雑貨の当日配達のほか、ガソリンスタンドでの値引き、さらにお買い得商品の早期購入などの特典があるそうです。
有料会員サービスで先行しているアマゾン・ドットコム(AMZN)の「アマゾン・プライム」の年会費は119ドル、2日間無料配達、食料雑貨やその他一部商品の当日配達のほか、映画・テレビ番組や音楽配信、傘下の食料雑貨店ホール・フーズでの値引きサービスなどがあります。
また、米ITニュースサイトのリコードによれば「アマゾン・プライム」は1億5000万人もの会員を抱えていると見られていて、「アマゾン・プライム」より21ドル安い「ウォルマート+」がどこまでシェアを奪うことができるかが注目されています。
ちなみに、ウォルマートは生鮮食品といった生活必需品に強みを持つ一方で、アマゾンは本や映画・テレビ番組、音楽配信などのエンターテインメントに強みを持っていますから、主婦がいる家族世帯ほど「ウォルマート+」を、若年層や単身世帯ほど「アマゾン・プライム」を利用するなど顧客の棲み分けが進むことが期待されます。
【ウォルマート(WMT):週足】

「ウォルマート+」開始の発表を好感して、株価は前日比6.78%高と急騰しました。また、50週移動平均線をサポートライン(下値支持線)に反発したことから、2016年から続く強気のトレンドチャネルを引き続き維持する公算が大きいです。
目先は135ドル水準のレジスタンス(上値抵抗線)をターゲットに上昇し、それを上にブレイクアウトできるかどうかが試されます。
【ウォルマート(WMT)のキャッシュフロー推移】

ちなみに、ウォルマートのキャッシュフローの推移を眺めると、本業の儲けを表す営業キャッシュフローが横ばいで推移していることがわかります。つまり、株価は業績以上に買われていることを意味します。
言い方を変えれば、ウォルマートのネット通販事業への期待が高まっていることを意味しており、株価はEC事業の行方次第で急落するリスクがあります。
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