バフェット太郎です。

【テスラ(TSLA):日足】
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電気自動車世界最大手テスラ(TSLA)の株価は3月の安値351ドルから一時1795ドルと、わずか4カ月で5倍超値上がりしたわけですが、S&P500種指数構成銘柄に採用された場合、株価はさらに値上がりすることが予想されます。

たとえば、ドットコムバブルに沸いた1999年、ポータルサイト大手ヤフーがS&P500種指数に組み入れられることが発表されると、わずか5営業日で株価は64%も値上がりしました。これは、多くの投資家が指数に連動したインデックスファンドやETFに投資していることから、大量の投資マネー流入が期待できるためです。(とりわけ、現在は当時よりもパッシブ運用が主流になっていることも追い風です。)

ただし、その一方でテスラ株はそれをすでに織り込んでいる可能性も指摘されているため、大きく値上がりするかどうかはわかりません。

【テスラ(TSLA):EPS、BPS、FCFPS】
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ちなみに、2020年12月期のEPS(一株当たりの利益)は予想4.43ドルですから予想PERは338倍、2021年12月期の予想EPSは11.53ドルですから予想PERは129.84倍です。

バリュエーションは割高ですから株価は乱高下するリスクがあります。そのため、テスラ株の今後の行方は業績次第になりそうです。

テスラの四半期決算を振り返ると、4月29日に発表した第1四半期決算はEPSが予想-0.28ドルに対して、結果1.24ドルと予想を大きく上回ったものの、売上高は予想58億5000万ドルに対して、結果59億9000万ドルと予想を上回りました。

こうした好決算を追い風に株価は上昇しており、今後も予想を上回る四半期決算を発表することができれば、株価は強気相場を堅持する公算が大きいです。

さて、テスラの株高で痛恨の一撃を受けたのがショートセラー(空売り筋)です。テスラの株価はわずか一カ月で一時90%超も大暴騰したことから、株価の下落に賭けていた投資家たちは大損してしまったのです。

一方、テスラのイーロン・マスクCEOは「ざまぁwww」と言わんばかりに真っ赤なサテン生地のパンツ「ショート・ショーツ」を69.420ドルで発売して、祝杯を挙げています。ちなみに、69.420ドルは性交体位のシックスナインとマリファナの隠語を組み合わせたもので、ショート筋を煽りに煽っています。

この傲慢さ、軽率さもマスク氏の魅力のひとつでしょう。

グッドラック。  

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