バフェット太郎です。
著名投資家ウォーレン・バフェット氏の「永久保有銘柄」で、米リテール銀行大手のウェルズ・ファーゴ(WFC)が第2四半期決算を発表しました。内容は悪かったです。
EPSは予想-0.1ドルに対して、結果-0.66ドルと予想を下回りました。
売上高は予想183億7000万ドルに対して、結果178億4000万ドルと予想を下回りました。
EPS、売上高ともに予想を下回ったのは、これで3四半期連続です。
また、第3四半期の配当を0.51ドルから0.10ドルに減配することも決定しました。
チャールズ・シャーフCEOは「景気低迷の長さと深さは第1四半期より大幅に悪化している」として、リセッション局面が長期化することへの懸念を示しました。
【ウェルズ・ファーゴ(WFC):日足】

予想を下回る四半期決算と減配を嫌気して株価は前日比4.57%安と急落しました。
その一方で、投資銀行大手のJPモルガン・チェース(JPM)の四半期決算は良かったです。
EPSは予想1.19ドルに対して、結果1.38ドルと予想を上回りました。
売上高は予想304億ドルに対して、結果338億ドルと予想を上回りました。
株式市場が乱高下したことで市場部門が好調でした。
ただし、ジェイミー・ダイモンCEOは「将来の経済は大きな不確実性に直面したままだ」として、警戒感を強めています。
【JPモルガン・チェース(JPM):日足】

ウェルズ・ファーゴとは対照的に株価は50日移動平均線を上にブレイクアウトし、下値を切り上げていることから、短期的に見ればウェルズ・ファーゴよりもJPモルガン・チェースを保有しておいた方が報われる公算が大きいです。
また、この日は米航空大手デルタ航空も第2四半期決算を発表しましたが内容は悪かったです。
EPSは予想-4.31ドルに対して、結果-4.43ドルと予想を下回りました。
売上高は予想13億5000万ドルに対して、結果14億7000万ドルと予想を上回りました。
リストラ費用がかさんだことに加えて、主力の旅客収入が前年同期比94%減と激減したことが要因です。
ちなみに、内訳は米国国内線は93%減、欧州・大西洋が97%減、アジア・太平洋が95%減でした。
貨物便の収入は42%減でした。
運航便数の激減に伴い、CA(客室乗務員)の自主退職が人件費減に繋がったほか、原油安と運航便数の減少も費用の減少に繋がり、費用は同40%減でした。
エド・バスティアンCEOは「持続的な回復には2年以上かかるだろう」と述べ、低迷が長期化する見通しを示しました。
【デルタ航空(DAL):日足】

デルタ航空の株価はコロナショックによる暴落を受けた後反発していますが、これは一時的なもので、しばらく低迷する公算が大きいです。
さて、こうした中でダウ平均は前日比2.13%高の2万6642.59ドルと上昇して取引を終えました。
【ダウ平均:日足】

金融大手と航空大手のCEOが相次いで先行き見通しに懸念を示している中で、エネルギー株や素材株を中心に買いが入り、50日移動平均線を上にブレイクアウトしました。
エネルギー株や素材株に買いが入っているということは、市場参加者が「将来の経済活動が回復に向かい、原油や銅の需要が増す」と考えているためです。
【銅先物価格:日足】

景気の先行指標として知られる銅先物価格は大きく上昇しており、まもなくゴールデン・クロスを形成しようとしています。
マーケットは経済の向こう一年半先を織り込むと言われていますから、多くの人々が悲観的な中で、株式市場の上昇トレンドは持続することが予想されます。
グッドラック。
【PR】YouTube『バフェット太郎の投資チャンネル』は毎週、月曜・水曜・土曜の18時にアップされます。日本一わかりやすい投資・経済専門番組を目指していきますので、チャンネル登録ぜひよろしくお願いします!!
著名投資家ウォーレン・バフェット氏の「永久保有銘柄」で、米リテール銀行大手のウェルズ・ファーゴ(WFC)が第2四半期決算を発表しました。内容は悪かったです。
EPSは予想-0.1ドルに対して、結果-0.66ドルと予想を下回りました。
売上高は予想183億7000万ドルに対して、結果178億4000万ドルと予想を下回りました。
EPS、売上高ともに予想を下回ったのは、これで3四半期連続です。
また、第3四半期の配当を0.51ドルから0.10ドルに減配することも決定しました。
チャールズ・シャーフCEOは「景気低迷の長さと深さは第1四半期より大幅に悪化している」として、リセッション局面が長期化することへの懸念を示しました。
【ウェルズ・ファーゴ(WFC):日足】

予想を下回る四半期決算と減配を嫌気して株価は前日比4.57%安と急落しました。
その一方で、投資銀行大手のJPモルガン・チェース(JPM)の四半期決算は良かったです。
EPSは予想1.19ドルに対して、結果1.38ドルと予想を上回りました。
売上高は予想304億ドルに対して、結果338億ドルと予想を上回りました。
株式市場が乱高下したことで市場部門が好調でした。
ただし、ジェイミー・ダイモンCEOは「将来の経済は大きな不確実性に直面したままだ」として、警戒感を強めています。
【JPモルガン・チェース(JPM):日足】

ウェルズ・ファーゴとは対照的に株価は50日移動平均線を上にブレイクアウトし、下値を切り上げていることから、短期的に見ればウェルズ・ファーゴよりもJPモルガン・チェースを保有しておいた方が報われる公算が大きいです。
また、この日は米航空大手デルタ航空も第2四半期決算を発表しましたが内容は悪かったです。
EPSは予想-4.31ドルに対して、結果-4.43ドルと予想を下回りました。
売上高は予想13億5000万ドルに対して、結果14億7000万ドルと予想を上回りました。
リストラ費用がかさんだことに加えて、主力の旅客収入が前年同期比94%減と激減したことが要因です。
ちなみに、内訳は米国国内線は93%減、欧州・大西洋が97%減、アジア・太平洋が95%減でした。
貨物便の収入は42%減でした。
運航便数の激減に伴い、CA(客室乗務員)の自主退職が人件費減に繋がったほか、原油安と運航便数の減少も費用の減少に繋がり、費用は同40%減でした。
エド・バスティアンCEOは「持続的な回復には2年以上かかるだろう」と述べ、低迷が長期化する見通しを示しました。
【デルタ航空(DAL):日足】

デルタ航空の株価はコロナショックによる暴落を受けた後反発していますが、これは一時的なもので、しばらく低迷する公算が大きいです。
さて、こうした中でダウ平均は前日比2.13%高の2万6642.59ドルと上昇して取引を終えました。
【ダウ平均:日足】

金融大手と航空大手のCEOが相次いで先行き見通しに懸念を示している中で、エネルギー株や素材株を中心に買いが入り、50日移動平均線を上にブレイクアウトしました。
エネルギー株や素材株に買いが入っているということは、市場参加者が「将来の経済活動が回復に向かい、原油や銅の需要が増す」と考えているためです。
【銅先物価格:日足】

景気の先行指標として知られる銅先物価格は大きく上昇しており、まもなくゴールデン・クロスを形成しようとしています。
マーケットは経済の向こう一年半先を織り込むと言われていますから、多くの人々が悲観的な中で、株式市場の上昇トレンドは持続することが予想されます。
グッドラック。
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