バフェット太郎です。

これまで市場の牽引役となってきたGAFAMが軒並み急落しました。
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(出所:finviz

アルファベット(GOOGL)3.07%安、アマゾン・ドットコム(AMZN)3.66%安、フェイスブック(FB)3.03%安、アップル(AAPL)4.55%安、マイクロソフト(MSFT)4.35%安でした。

マイクロソフトは第4四半期決算を発表しました。

EPSは予想1.38ドルに対して、結果1.46ドルと予想を上回りました。

売上高は予想365億5000万ドルに対して、結果380億3000万ドルと予想を上回りました。

クラウドサービスの「アジュール」は前年同期比+47%と、初めて50%を下回ったことで成長率が鈍化しつつあります。

【マイクロソフト(MSFT)】
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クラウド事業が予想外に失速したことを受けて、これまでのサポートライン(下値支持線)を割り込みました。ターゲットは195ドルです。

また、アップルは複数の州当局から「消費者を欺き、不正な取引慣行を行っていた」とする疑いがあるとして、調査を受けていることが明らかになったことで株価が急落しました。

【アップル(AAPL)】
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アップルの株価もこれまでの強気のトレンドチャネルのサポートラインを下回ったことで、50日移動平均線である349ドルをターゲットに下落する公算が大きいです。

【GAFAMとS&P500とGAFAMを除いたS&P495のリターン】
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このチャートは2019年12月末を起点としてパフォーマンスを比較したものになります。

チャートを眺めると今年GAFAMの5銘柄が+35%だった一方、S&P500は+2%、GAFAMを除いたS&P495に至っては-5%と、GAFAMの5銘柄が市場を牽引してきたことがわかります。

言い方を変えればGAFAMが暴落すればS&P500は伸び悩むことを意味するため、GAFAMが組み入れられているという理由でS&P500が不人気化するリスクがあります。

【ナスダック総合指数:2010-2020】
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ナスダック総合指数は強気相場終わりの始まりを示唆するダイバージェンスが発生しています。

ダイバージェンスとは、テクニカル指標のRSI(相対力指数)の上値が切り下がっている一方で、株価の上値が切り上がっている逆相関現象のことで、強気相場の最終局面に出る「売り」シグナルとして知られています。

過去10年を振り返るとダイバージェンスは今回を除けば三回発生していて、いずれも20%前後の暴落に見舞われました。そのため、今回も同水準の暴落が予想されます。

グッドラック。
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