バフェット太郎です。
米商務省が発表した、4-6月期の実質GDP(国内総生産)速報値は前四半期比予想-34.1%に対して、結果-32.9%と予想より良かったです。
【米実質GDP(前四半期比)】

ただし、マイナス幅は統計が開始された1947年以降で最大の落ち込みとなり、これまで過去最悪だった1958年第1四半期の-10.0%や金融危機直後の2008年第4四半期の-8.4%を超えました。
新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)を巡って、小売店や飲食店が営業休止に追い込まれたことで、GDPの7割を占める個人消費が前期比年率換算で-34.6%と、これまで過去最悪だった1950年第4四半期の-11.5%を超え、壊滅的な打撃を受けました。
また、製造業もマヒし、企業の設備投資は-27.0%と、金融危機直後の2009年第1四半期の-26.9%に匹敵する落ち込みとなったほか、輸出は-64.1%と、2009年第1四半期の-28.6%を大きく上回るマイナス幅となりました。
さて、米経済の今後の見通しですが、感染危機の収束が大幅に遅れていることから、V字回復は望めません。これは、経済活動再開後、再び感染者が急増したことで個人消費が減速しているためです。実際、米国のクレジットカードの利用額は6月後半から減速しています。
さらに、回復基調にあった労働市場や設備投資も鈍化しつつあり、企業の慎重姿勢が崩れていません。
【米新規感染者数の推移】

ただし、米新規感染者数が緩やかに減少し始めている兆候も見られています。これは、新型コロナ第2波で新規感染者数が爆増したカリフォルニア州とフロリダ州でピークアウトが見られているためです。
そのため、新規感染者数の減少傾向が今後も続けば、鈍化していた個人消費や労働市場、企業の設備投資も再び持ち直すことが期待できます。
【S&P500種指数:週足】

こうした中、S&P500種指数はコロナショック後の安値2191ポイントから、現在3246ポイントと+48.2%と大きく反発しています。
これは、FRB(米連邦準備制度理事会)によるゼロ金利政策や無制限の量的緩和策などの金融政策が奏功したためです。そのため、二番底を警戒して株を投げ売りしたり、いつまでも現金比率が大きいままの投資家は機会損失を被ってしまいました。
バフェット太郎はかねてから、「暴落に慣れろ」と言ってきましたが、それは、未来を正確に見通すことなど誰にもできないことを考えれば、暴落を回避することなんて誰にもできなくて、タイミングを見計らった売買もできないからです。
ですから、個人投資家はできるだけ現金をリスク資産である株式に振り分けつつも、暴落に耐え得るポートフォリオをデザインしなければなりません。たとえば、それはバフェット太郎10種のようなディフェンシブ中心のポートフォリオだったり一握りの優良株などです。
別の言い方をすれば、「値下がりしたらうれしいと思える銘柄」に投資をすることができれば、暴落で狼狽売りに走ることもなければ、値下がりしたタイミングで積極的に買い向かうこともできるので、次の強気相場で資産を大きく増やすことができるのです。
従って、個人投資家は米GDPが歴史的なマイナス幅を記録したからと言って、新規感染者数が緩やかに減少しつつあることを考えれば、先行きに悲観的になる必要はありません。
そして、保守的な銘柄や一握りの優良株に積極的に投資することで、長期的な資産運用を続けることで資産を最大化することができます。
グッドラック。
米商務省が発表した、4-6月期の実質GDP(国内総生産)速報値は前四半期比予想-34.1%に対して、結果-32.9%と予想より良かったです。
【米実質GDP(前四半期比)】

ただし、マイナス幅は統計が開始された1947年以降で最大の落ち込みとなり、これまで過去最悪だった1958年第1四半期の-10.0%や金融危機直後の2008年第4四半期の-8.4%を超えました。
新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)を巡って、小売店や飲食店が営業休止に追い込まれたことで、GDPの7割を占める個人消費が前期比年率換算で-34.6%と、これまで過去最悪だった1950年第4四半期の-11.5%を超え、壊滅的な打撃を受けました。
また、製造業もマヒし、企業の設備投資は-27.0%と、金融危機直後の2009年第1四半期の-26.9%に匹敵する落ち込みとなったほか、輸出は-64.1%と、2009年第1四半期の-28.6%を大きく上回るマイナス幅となりました。
さて、米経済の今後の見通しですが、感染危機の収束が大幅に遅れていることから、V字回復は望めません。これは、経済活動再開後、再び感染者が急増したことで個人消費が減速しているためです。実際、米国のクレジットカードの利用額は6月後半から減速しています。
さらに、回復基調にあった労働市場や設備投資も鈍化しつつあり、企業の慎重姿勢が崩れていません。
【米新規感染者数の推移】

ただし、米新規感染者数が緩やかに減少し始めている兆候も見られています。これは、新型コロナ第2波で新規感染者数が爆増したカリフォルニア州とフロリダ州でピークアウトが見られているためです。
そのため、新規感染者数の減少傾向が今後も続けば、鈍化していた個人消費や労働市場、企業の設備投資も再び持ち直すことが期待できます。
【S&P500種指数:週足】

こうした中、S&P500種指数はコロナショック後の安値2191ポイントから、現在3246ポイントと+48.2%と大きく反発しています。
これは、FRB(米連邦準備制度理事会)によるゼロ金利政策や無制限の量的緩和策などの金融政策が奏功したためです。そのため、二番底を警戒して株を投げ売りしたり、いつまでも現金比率が大きいままの投資家は機会損失を被ってしまいました。
バフェット太郎はかねてから、「暴落に慣れろ」と言ってきましたが、それは、未来を正確に見通すことなど誰にもできないことを考えれば、暴落を回避することなんて誰にもできなくて、タイミングを見計らった売買もできないからです。
ですから、個人投資家はできるだけ現金をリスク資産である株式に振り分けつつも、暴落に耐え得るポートフォリオをデザインしなければなりません。たとえば、それはバフェット太郎10種のようなディフェンシブ中心のポートフォリオだったり一握りの優良株などです。
別の言い方をすれば、「値下がりしたらうれしいと思える銘柄」に投資をすることができれば、暴落で狼狽売りに走ることもなければ、値下がりしたタイミングで積極的に買い向かうこともできるので、次の強気相場で資産を大きく増やすことができるのです。
従って、個人投資家は米GDPが歴史的なマイナス幅を記録したからと言って、新規感染者数が緩やかに減少しつつあることを考えれば、先行きに悲観的になる必要はありません。
そして、保守的な銘柄や一握りの優良株に積極的に投資することで、長期的な資産運用を続けることで資産を最大化することができます。
グッドラック。
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