バフェット太郎です。

日用品世界最大手のプロクター&ギャンブルが第4四半期を発表しました。内容は良かったです。

EPSは予想1.01ドルに対して、結果1.16ドルと予想を上回りました。

売上高は予想169億7000万ドルに対して、結果177億ドルと予想を上回りました。

ガイダンスは予想EPS5.23ドルに対して、新ガイダンス5.27~5.48ドルと予想を上回りました。

【部門別売上高構成比】
2
プロクター&ギャンブルは主に5つの事業に分かれていますが、「ファブリック&ホームケア」が36%、「ベビー・フェミニン&ファミリーケア」が27%、「ビューティー」が18%と、この三大部門が全体の8割を占めています。

【部門別売上高成長率】
6
(※本源的=買収・売却や為替などの影響を除いた実質的な売上高)

「ビューティー」の売上高成長率は+3%でした。これは、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)により、「SK-Ⅱ」が二桁で減少したためです。

「ファブリック&ホームケア」の売上高成長率は+14%でした。これは、新型コロナウイルスを巡る世界的な大混乱を受けて、買い込み需要が発生したためです。

「ベビー・フェミニン&介護用品」の売上高成長率は+5%でした。これも「ファブリック&ホームケア」同様に新型コロナウイルスを巡る世界的な大混乱によって、買い込み需要が発生したためです。

プロクター&ギャンブルの製品を巡っては、ネット通販の台頭による競争激化を受けてシェアが低下していましたが、新型コロナ危機をきっかけに消費者が価格よりも品質を重視し始めており、同社の中上級ブランドが選好される傾向にあります。

【プロクター&ギャンブル(週足)】
5
プロクター&ギャンブルの株価は125ドルのレジスタンス(上値抵抗線)を上にブレイクアウトして、上場来最高値を更新しました。

予想PERは24~25倍と割安感はありませんが、業績が拡大傾向にあることを考えると、株価は引き続き上昇基調が続きそうです。

グッドラック。

 
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