バフェット太郎です。

モトリーフールのスペシャルレポートに『配当株探しの3つのヒントと注目3銘柄 』との記事。

配当株に投資する際、いくつか気を付けたい点があります。それは、配当利回りは高ければ高いほど良いというわけではないことです。

そもそも、高い配当利回りは株価が下落した結果であって、言い方を変えれば業績の先行き見通しが悪化しているからです。もちろん、これが景気サイクルの一時的なものや、外的要因によるものだったら絶好の投資チャンスかもしれませんが、仮に事業の競争優位性が低下し、将来に渡って利益が低迷することが予想されているのなら、それはリスクの高い配当株と言えます。

なぜなら、減配のリスクがあり、配当株の株価は減配の発表と同時に暴落する傾向にあるからです。

そのため、高配当株に投資する場合は、株価の下落が外的要因など一時的な場合においてであり、競合他社に比べて競争優位性が著しく低下した場合は買い増すべきではないと言えます。

また、配当株に投資する場合は業績が不安定なセクターへの投資は極力控えた方が良さそうです。たとえば、金融株は金利の影響を大きく受けるため、低金利局面では利益を生み出しにくいですし、資本財株などは業績が景気の影響を大きく受けるため、配当が安定しにくいのです。

もちろん、金融株や資本財株の配当株は絶対ダメだというわけではありません。あくまで注意深く選ぶ必要があるということです。

そして、配当性向にも注意してください。配当性向とは、利益における配当の割合で、たとえばEPS(一株当たりの利益)10ドル、DPS(一株当たりの配当)3ドルとした場合、配当性向は30%になります。

この配当性向が低ければ、業績が多少悪化しても配当は維持される公算が大きいですが、高過ぎれば、業績の悪化ととに減配するリスクが高まります。

そのため、配当性向は50%未満が良いです。ただし、タバコ株や通信株など、参入障壁の高い業界は配当性向が高くなっているのでその限りではありません。

そして、長期保有を前提とし、決して取り崩すことがないのなら、キャッシュフローが拡大傾向の銘柄が良いです。

【チャーチ&ドワイト(CHD)】
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たとえば、老舗日用品メーカーのチャーチ&ドワイト(CHD)は、業績が景気に左右されないほか、キャッシュフローが右肩上がりで増加していますから、24年連続で増配を実施していても、配当性向は37%と十分な増配余地が残されています。

モトリーフールの『配当株探しの3つのヒントと注目3銘柄 』では、「配当の罠」と、注目の3銘柄について紹介していますから、配当株投資を採用したい人は参考にすると良いと思います。

グッドラック。

 
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